【ゲームエンタメ株概況(5/28)】国内証券が目標株価を引き上げのハピネットが大幅反発　ブシロードは終値ベースで2023年8月以来の700円台を回復

5月28日の東京株式市場では、日経平均は小幅ながら4日ぶりに反落し、前日比1.71円安の3万7722.40円で取引を終えた。前日の米国市場の上昇に加え、為替が1ドル＝144円台と円安方向に振れたことで朝方は買いが先行したものの、3万8000円台乗せで目先の達成感が出たこともあり、次第に値を崩した。

そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は43銘柄(45%)、下落は48銘柄(50%)、変わらずは5銘柄(5%)で、下落した銘柄の方がやや多かった。

中で、ハピネット<7552>が大幅反発した。ハピネットは、SBI証券が投資判断「買い」を継続し、目標株価を5720円から6180円に引き上げたことが市場の関心を集めたようだ。

また、ブシロード<7803>が反発し、終値ベースで2023年8月14日以来となる700円台を回復した。

ほか、カヤック<3904>やCRI・ミドルウェア<3698>、アカツキ<3932>なども買われた。

半面、サンリオ<8136>や日本ファルコム<3723>の下げがきつく、KADOKAWA<9468>は岩井コスモ証券が投資判断「A」を継続し、目標株価を4100円から4400円に引き上げたものの反落した。KADOKAWAは、前日にジェフリーズ証券が目標株価を引き下げた影響が色濃く出る形になったもようだ。

家庭用大手ゲーム株では、バンダイナムコHD<7832>が5日ぶりに反落した。