ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は、ユーザーが「おすすめ」フィードをより柔軟にカスタマイズできる新機能を実装した。
「おすすめ」フィードは、TikTok体験の中心にあり、ユーザーが新たな興味を発見し、クリエイターが活気あるコミュニティを築いている機能。今回の機能拡充により、関心のあるトピックについて調整できる「トピックを管理」機能や、より精度が向上した「スマートフィルター」機能、「おすすめ」フィードをより良く理解し活用するための新たな教育ガイドが導入され、ユーザーは自身の興味関心に基づいたコンテンツをより簡単に発見できるようになり、お気に入りのクリエイターとの出会いを広げることができる。
【新しい「トピックを管理」機能】
新たに「トピックを管理」機能を導入した。本機能では、クリエイティブアート、旅行、自然、スポーツなど、10以上の人気トピックに関連するコンテンツが「おすすめ」フィードに表示される頻度を、ユーザー自身で調整することができる。
本機能では、特定のトピックを完全に非表示にするのではなく、ユーザーの関心の変化に応じて表示頻度を柔軟にコントロールできるようになる。例えば「ペット」や「健康・フィットネス」、「ファッション・美容」などに関心のあるユーザーが、その分野で活躍するクリエイターと出会う可能性がさらに広がる。
また、「おすすめ」フィードの既存のコントロール機能や、動画への「いいね」や「お気に入り」登録、検索履歴、自分が好む視聴傾向にあわせて、より自分に合った「おすすめ」フィードを作ることができる。
【「スマートフィルター」機能について】
TikTokでは以前から、ユーザーが自分に合ったフィードを作れるよう、指定したキーワードを含むコンテンツの表示を制限できる「キーワードフィルター」機能を提供している。本機能によって、グローバルでこれまでに2億以上のキーワードがフィルターされ、「おすすめ」フィードの対象外とされている。
「スマートフィルター」機能では、技術を活用し、指定したキーワードと意味の近い類義語なども自動的に検出し、より広範囲のコンテンツをブロック対象とすることが可能となる。さらに、登録できるキーワード数を従来の2倍の200語に拡張し、一括登録や関連キーワードの選択・調整も可能になる。
【ユーザーが主体的に学ぶことができる『「おすすめ」フィード教育ガイド』を公開】
新たに公開する『「おすすめ」フィード教育ガイド』では、ユーザーが自身のフィードについて理解を深め、管理できるヒントやツールをわかりやすく紹介する。
【成年ユーザーへの対応など安全・安心の対策も強化】
今回発表した新機能は、未成年から大人まで、すべてのアカウントに向けて順次展開した。これらの機能は、TikTokがこれまで提供してきた安全に関する対策やツールをさらに強化するものだ。
主な取り組みには以下が含まれる。
・不適切なコンテンツが「おすすめ」フィードに表示されないよう、厳格な掲載基準の適用
・未成年のユーザーには、年齢に応じた表示制限を設ける「コンテンツレベル」システムの導入
・ユーザーが「おすすめ」フィードのリセットや、動画に対して「興味ありません」の選択、使用制限モードが設定できるツールの提供
・たまに見る分には問題ないが、頻繁に表示されることで悪影響を及ぼす可能性があるコンテンツ(例:過度なフィットネス関連投稿など)の連続表示を抑制する仕組みの導入
