バンダイナムコENT、運営中のスタートアップ投資ファンドの名称を「Bandai Namco 021 Fund」に変更　新たにゲームスタジオも出資対象に

バンダイナムコエンターテインメントは、本日（6月11日）、2022年より運営しているスタートアップ投資ファンド「Bandai Namco Entertainment 021 Fund」の名称を新たに「Bandai Namco 021 Fund」に改め、バンダイナムコグループの新中期計画のテーマ・項目にもある「新規IP（キャラクターなどの知的財産）創出」や「新たな事業の柱の獲得」を目指して投資枠を増額し、バンダイナムコグループ内でのさらなる連携に加え、外部連携を加速していくことを発表した。

同社は、バンダイナムコグループパーパス「Fun for All into the Future」のもと、2025年4月からスタートした3カ年の新中期計画（2025年4月～2028年3月）においても、ファンと広く、深く、複雑につながること、つながり方の質を重視したさまざまな戦略や取り組みを推進する。新中期計画でも、引き続き中長期ビジョン「Connect with Fans」を掲げ、投資枠を増額した「Bandai Namco 021 Fund」でも、既存のエンターテインメント事業の強化、そして次世代のエンターテインメント事業の創出に向けた投資を行っていく。

その中でも、既存出資先の成長を支援するための追加出資や、新規IP、新規事業の創出・獲得に向けた積極的な出資と協業の推進を行っていく。また、新たにゲームスタジオへの出資を対象として追加したことで、同社が強みとするワールドワイドでのパブリッシング力やマーケティング力を活かし、出資先との協業を通じて、世界中のファンに良質なゲームタイトルを届けることを目指していく。

■追加出資の実績

【Super Gaming Pte Ltd】
インド市場を中心にスマートフォン向けゲームアプリの開発・パブリッシング、独自のゲーム開発エンジンプラットフォームの開発・提供を行っている。同社との関係性をさらに強化し、インド市場をはじめとする新興市場への理解を深め、これら地域にビジネス展開を推進するべく、追加出資を実施した。

【株式会社ウタイテ】
2.5次元 IPの開発および運営を行っている。新たな領域でのIP創出の知見などを取り入れながら、IPを扱う同社との更なるシナジー創出を目指し、追加出資を実施した。

■「Bandai Namco 021 Fund」概要

主な投資対象：
・エンターテインメント領域における新規IPの創出や、新たなエンターテインメントビジネスを展開するスタートアップ
・優れたゲームタイトルを共にワールドワイドで届けたいと考えている国内外のゲーム開発スタジオ
投資対象ステージ：
プレシードからレイターステージまでの幅広い成長ステージの企業を対象とする
投資規模：総額60億以上
チケットサイズ：数千万円～3億円
公式ホームページ（日本語）：https://021fund.bn-ent.net/