モイ、1Q(2～4月)決算はメンバーシップ売上の順調な成長とプレミア配信売上の増加で増収増益に

モイ<5031>は、6月11日、2026年1月期の第1四半期（2～4月）の決算（非連結）を発表、メンバーシップ売上の順調な成長とプレミア配信売上の増加により、増収を確保した。

売上高16億700万円（前年同期比1.9％増）
営業利益5100万円（同13.2％増）
経常利益6700万円（同38.5％増）
最終利益5400万円（同24.0％増）

同社の重要指標の一つである月間平均ポイントARPPU（課金ユーザー一人当たりの平均課金額）は6942円（前年同期比6.6%増）と堅調に推移した。また、実質売上総利益（同社が獲得する売上高合計から、収益化した配信者に対して支払う報酬額と決済代行業者に支払う手数料を差し引いた金額）は、「メンバーシップ」の成長が継続した影響により、4億4000万円（同3.9%増）となった。

一方で、月間平均ポイントPU（課金ユーザー数）は、国内ライブ配信サービス市場における競争環境変化と「メンバーシップ」利用者増加の影響により、6万7000（同7.0%減）となり、連動してポイント販売売上は14億1600万円（同0.7%減）での着地となった。

■通期業績予想は変更なし

2026年1月期通期の業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高66億1000万円（前期比0.3％増）
営業利益1億1500万円（同50.2％減）
経常利益1億2900万円（同49.3％減）

なお、最終利益については、適正かつ合理的に繰延税金資産の回収可能性を見積もることが困難であることから「未定」としている。