
ゲーム向け生成AI統合ミドルウェア「ValorAI」の開発を行っているDefiosは、モバイルゲームを世界的ヒットに導き、カプコンモバイル社長・CAPCOM USA eスポーツGMを歴任した世古 学氏(写真)がアドバイザーに就任したことを発表した。

「ValorAI」とは、文章生成AIをコストを抑えて簡単にゲームに搭載可能にするミドルウェア。ノーコードでAI NPC/AIシステムを開発し、UnityやUnrealEngine等のゲームエンジン上で動作させることができる。高速に動作する推論ランタイムも搭載し、API料金を抑えたローカルLLMにも対応している。現在α版を公開している。
ノーコード開発ツールのような直感的な UI でノードを接続し、AI の挙動を制御できる。各ノードは通常のチャット AI に加え、感情分析・質問分類・RAG(Retrieval-Augmented Generation)などの機能を備えており、柔軟かつ高度な AI 制御を実現する。
■世古学氏のコメント
AIとゲームの融合は、今後の世界的な潮流になると確信しています。ValorAIが、日本発の技術でグローバルなゲーム体験を進化させる起点となることを期待しています。
■Defios株式会社 代表取締役CEO 近藤鯛貴よりコメント
この度、ゲーム業界の第一線でご活躍されてきた世古学氏をアドバイザーにお迎えできることを大変嬉しく思います。
ValorAIは生成AIをゲーム内に低コストで手軽に組み込める開発者向けミドルウェアです。Defiosがこれまで培ってきたエッジAI技術を最大限に活用し、生成AIアプリの課題であるAPIコストを大幅に削減します。生成AIのゲーム活用はNPCのAI化にとどまらず様々な新しい”遊び”を創出できるポテンシャルを秘めています。世古氏の豊富なモバイルゲームヒット創出ノウハウとグローバルネットワークは、世界中のクリエイターが AI を活用して新しい “遊び” を自由に探究できる環境の構築を力強く後押しすると考えております。
また現在、ヒット作を手がけた経験を持つ熟練開発者がDefiosに集い、ValorAIを採用したカジュアルホラーゲームを自社開発しています。こちらも世古氏からアドバイスをいただきながら、AIによる全く新しいホラーゲーム体験を提供できればと鋭意開発中です。どうぞご期待ください!
会社情報
- 会社名
- Defios
- 設立
- 2021年6月
- 代表者
- 近藤鯛貴、竹田大将
- 直近業績
- 【事業内容】
・コンピュータのソフトウェア及びハードウェアの企画、研究、開発、設計、製造、販売、保守、リース、賃貸及び輸出入並びにこれらに関するコンサルティング業務
・自然科学及び産業上の諸技術に関する総合的な研究調査業務
・通信販売業務
・前(各)号に付帯関連する一切の事業 - 上場区分
- 未上場