インディーゲームスタジオTERLETSKI GAMES、犬の姿をした人型生命体が暮らす全体主義国家が舞台のナラティブADV『サバキスタン:犬の国』を発表

インディーゲームスタジオ TERLETSKI GAMES は、完全に犬の姿をした人型生命体だけが暮らす全体主義国家を舞台にしたナラティブアドベンチャー『サバキスタン:犬の国』を発表した。2026年にSteamで公開予定。

本作は、クラシックなピクセルアートのJRPGスタイルに、ブラックユーモア、風刺、そして謎解き要素が融合した。本作は、開発者ビタリー・テルレツキー氏自身が原作を担当する漫画『サバキスタン』を原作としており、日本でも4巻まで出版されている。

【ストーリー】
サバキスタン史上初めて、国境が開かれる。
指導者である同志アイボウは、自身の葬儀の壮大なリハーサルを企画し、国民がどれだけ悲しんでくれるかを事前に確かめようとする。
式典には国外からのゲストも招かれ、その中にカメレオンのアンリ・パスカル(Henri Pascal)という著名なドキュメンタリー監督も含まれていた。プレイヤーはこのアンリの視点からゲームを開始し、取材のためにこの閉鎖国家へ足を踏み入れる。

プレイヤーは物語が進むにつれて、6人のプレイアブルキャラクターを順に操作しながら、サバキスタンの秘密を少しずつ明らかにしていく。全13章を通じ、各キャラクターが順番に登場し、同じ出来事を異なる視点から体験することになる。

2025年の夏から秋にかけて、アンリ・パスカルとハーモニーの2人のキャラクターによる2章分のデモ版を公開予定。

 

【プレイアブルキャラクター】
・アンリ・パスカル:世界的に有名なドキュメンタリー作家、カメレオン
・同志アイボウ:絶対的な国家元首であり、国民にとっての「太陽」
・最高将軍:秘密警察の長であり、指導者の「右前足」
・オルビタ:少女の姿をした子犬。国家の運命に深く関わる存在
・タデウシュ・ヴォルチェツキ:子どものオオカミで、早すぎる覚醒を迎えた少年
・ハーモニー:サバキスタンの市民で、素朴な労働犬

【主な特徴】
・風刺、ブラックユーモア、ホラー要素を含んだ重厚なストーリー
・選択によって変化する展開と複数のエンディング
・ストーリーに組み込まれたパズルやミニゲーム
・JRPG風の要素(アイテム収集、ターン制イベントなど)
・メタ的構造や第四の壁を破る演出
・独自のピクセルアートスタイル
・原作コミックの作者がゲームの開発にも参加

サバキスタン入国時、アンリの持つビデオカメラは没収され、代わりにテキスト入力・ピクセル撮影・GPS追跡のみ可能な簡易端末が支給される。プレイヤーはこの装置で収集した記録をもとに、ゲーム世界を読み解いていく。

【Steamページ】
https://store.steampowered.com/app/3742720/Sobakistan_The_Land_of_Dogs