【先行情報】無人島を開拓しながらトレーニング！ 「島トレ」が育成の鍵を握る『ウマ娘』新育成シナリオ「無人島へようこそ -DESIGN YOUR ISLAND-」プレイレポ！
Cygamesが運営する育成シミュレーションゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』（以下、『ウマ娘』）において、6月27日（金）のアップデートより新育成シナリオ「無人島へようこそ -DESIGN YOUR ISLAND-」が配信される。
本シナリオは、無人島に最強のトレーニング施設を建てる「無人島プロジェクト」に参加し、開拓を進めながら理想のトレーニングを目指すというもの。育成の鍵を握るのは、複数のパラメータを一度に上げられる「島トレーニング（島トレ）」。鍛えたいパラメータに合わせて対象の施設をLvアップすることで、より効果的にトレーニングすることができる。
実装に先立ち、媒体向けの先行体験会が行われたので、本稿ではその様子をレポートしていく。
※ゲームバランス等が最終調整の段階だったため、シナリオのネタバレや細かな育成イベント、スキルなどの仕様は言及しない。あくまで全体的な感想として読んでほしい。
■【ストーリー】ウマ娘の新たな可能性を求める「無人島プロジェクト」
まずはシナリオ面から。「無人島へようこそ -DESIGN YOUR ISLAND-」では、新キャラクターとしてタッカーブライン（CV：小林ゆう）が登場。無人島プロジェクトの責任者兼現場監督で、ウマ娘のさらなる飛躍を願い、無人島に最強のトレーニング施設群を建てるべく、日々駆け回っている。
豪快で陽気な性格で、CVの小林ゆうさんの声との相性もバッチリ。シナリオ中では気合を込めたセリフが多いので、そちらも要注目だ。ただし、そんなタッカーブラインには別の顔が覗くことも……？
無人島プロジェクトに協力するウマ娘、いわゆるシナリオリンク対象の育成ウマ娘は、「タマモクロス」「メジロライアン」「アイネスフウジン」「ゴールドシチー」「サクラチヨノオー」の5名。協力して施設を作ったり、ときにはCM風の撮影をしたりと、トレセン学園以外の活動の様子を見ることができる。
特に後述する「島トレーニング」の演出は面白く、ダチョウと並走したり、丸太を持ち上げたりと、無人島らしい野性味溢れる内容も。驚くべきウマ娘のポテンシャル……！
ちなみに、夏合宿時には「お出かけ」も特別仕様に。木登り、釣り、火起こしなどをして過ごす様子が見られる。合宿期間中はトレーニングに集中したいと思うが、演出を一度見てみるのも一興だ。
今回のシナリオは基本的に明るく楽しい雰囲気で進行する。ただし、すべてがうまくいくわけではなく、あるピンチを迎えることも。タッカーブラインを含め、ウマ娘同士が協力しあうシーンは中々に熱かった。
■【育成シナリオ】無人島を発展させて理想のトレーニングを作り上げる
今回の新育成シナリオは、無人島に任意のトレーニング施設を建設・発展させながら、その施設を利用する特別なトレーニング「島トレーニング」を行っていく。合計5回の評価会に挑み、より効率よく立ち回ることが目的となる。
システムとしては、過去の育成シナリオ「走れ！メカウマ娘 -夢繋ぐ発明-」に近いイメージを持った。
なお、本シナリオのラストには「URAファイナルズ」が開催。育成シナリオ上で、ウマ娘それぞれのストーリーも楽しめる仕様だ。
流れとしては下記の通り。
(1)島の建設計画を建てる
スピード施設、スタミナ施設、パワー施設、根性施設、賢さ施設、お手製海の家といった6種類の施設から、制限コスト内のなかで建設するものを任意で選択。選んだ施設によって、「島トレーニング」で得られる効果が変化する。
(2)ターンを進めて発展Ptを貯める
トレーニングを行ったり、レースに出走することで「発展Pt」を獲得。一定値以上貯めることで、建設計画に組み込まれた施設の建設が進む。
(3)評価会に挑む
シナリオ中のジュニア、クラシックの6月と12月、シニアの6月に「評価会」が開催。それまでに発展Ptを貯め、建設計画ゲージが最大値まで達していると“大好評”の評価を得る。その結果に応じて、以降のトレーニング時に、「トレーニング効果アップ」や「ヒント発生率アップ」などのバフ効果が付与されることになる。
プレイしたところ、評価会で“大好評”評価を得るのは、わりと簡単に達成できた。発展Ptは、登場したウマ娘の多いトレーニング や友情トレーニングに挑むとより多く貯まる仕様なので、普通にプレイすれば目的を達成するのは容易い。
なにより重要なのは、島の「建設計画」だ。どの順番でどのトレーニング施設を建設するかは完全に任意。得意なパラメータをとことん伸ばすのか、それとも平均的に育成するのかなど、すべてはトレーナーの意思に委ねられる。
各施設は最大5段階までLvアップでき、Lv3の時点でパラメータアップ重視の「本能全開ルート」、ヒント獲得数アップ重視の「熟練技巧ルート」、どちらかを選択できる。前者は消費コストが多い分、対象のトレーニング時にパラメータが大きく上昇。後者は、消費コストが少なくヒントがより多く獲得できるのが強みだ。
ちなみに「お手製海の家」が中々の曲者で、詳しくは明記しないがトレーニングコマンド全体に影響する特殊効果を発揮する。これを優先すべきなのかどうか、先行体験会では頭を悩ませた。
■【育成シナリオ】専用券を使って「島トレーニング」にチャレンジ！
本シナリオの大きな特徴が、建設した施設を活用する「島トレーニング」だ。こちらは、トレーニング時に画面下段にある「スピード」「スタミナ」「パワー」「根性」「賢さ」に並び、「島トレ」として新たに選択可能となるトレーニング。
建設計画のゲージが一定に達した＆満タンにしたタイミングで1枚ずつ得られる「島トレ券」を利用することで実行可能だ。なお、「島トレ券」はストック不可のため、重複する前に必ず消費することをオススメする。
では、「島トレ」の何が凄いのか。それは、建設したスピード～賢さ施設に対応する、通常トレーニングと同じウマ娘が ”同時に”配置され、一気に実行できる点。例えば、同タイミングでスピードとパワーに友情トレーニングが発生していた場合、通常は一方のみしか選択できない。「島トレ」の場合、それらを一括してトレーニングを行える、というイメージだ。そのため、各パラメータを一気にアップできる。
また、本シナリオの夏合宿中＆URAファイナルズ期間は、島でのトレーニングを実施。他期間の「島トレ」とは異なり、すべてのトレーニングが施設を利用して行われ、トレーニング時に建設した施設のバフ効果が乗る。より一層、気合の入る期間となっている。
なお、シニア級の9月以降は「島トレ券」が2枚付与され、好きなタイミングに「島トレ」を2回まで実行可能（シニア級前半で「島トレ券」を持ち越している場合は3回）。一気にパラメータをアップさせるために最良のタイミングを見計らって「島トレ」を実行しよう。
■全体的なパラメータ上昇を狙えるお手軽シナリオか
今回の「無人島へようこそ -DESIGN YOUR ISLAND-」をプレイしてみての感想だが、システム自体はかなり分かりやすく、プレイすればすぐに馴染むことができた。また、「島トレ」によってパラメータを一気に上げるのがかなり気持ちよく、もっと効率的に建設計画を立てられれば、かなり強力なウマ娘を育成できる可能性を感じた。
なお、育成シナリオ内で確認できる新たなライブ演出は、どうにも筋肉が刺激されるような熱い内容となっている。ウマ娘たちと一緒にハッスルするのもいいだろう。
余談だが、毎回、先行体験会では最後に育成したウマ娘たちを持ち寄って、メディア対抗のプライベートマッチが開催されている。事情があり2回行われたのだが、gamebizは3着、4着とあと一歩のところで差し切れず。次こそは……勝つ！ 特に電撃オンラインさんのナリタタイシン!!
（取材・文 ライター：長戸勲）
© Cygames, Inc.
