
個人ゲーム開発を行うGarkimasera Gamesは、2025年7月3日、惑星シミュレーションゲーム『Gaia Maker』をSteamでリリースすることを決定した。また、これに先立ち、本日よりSteamで体験版も公開した。
『Gaia Maker』は、現実の物理学と地学に基づく、惑星全体を扱うテラフォーミングシミュレーションゲーム。プレイヤーは高度な技術をもつ宇宙文明の一員として、不毛な惑星をテラフォーミングし、生命や文明を育成することを目標とする。2Dの俯瞰視点のグラフィックで、プレイヤーが惑星を操作・観察していくゲーム。
【惑星シミュレーションとテラフォーミング】
このゲームの特徴は、テラフォーミングや惑星開拓といった要素を、現実的なシミュレーションに基づいて取り扱っていること。惑星全体の日照、温度分布、生命の分布、大気組成といったパラメータがゲーム中でシミュレーションされ、プレイヤーがテラフォーミングに用いる手段も、現実に提案されている手法が基になっている。例えば、プレイヤーは惑星の日照を調整する巨大な鏡を軌道上に建造でき、それを調整すれば日照が増減し、地上の気温や生命分布などがダイナミックに変化する。プレイヤーは生命に適した環境をこのような手段で間接的に整えていく必要がある。
【文明の育成と操作】
このゲームでは、プレイヤーは動物を進化させて文明化することができ、その文明が石器時代からはじまり核融合を実用化するまで発展するのを観察する楽しみ方もできる。文明のエネルギー消費や人口増加、攻撃性などのパラメータを操作することにより、プレイヤーはその発展の方向性をある程度決定できる。文明のエネルギー消費や自然破壊、そして惑星全体への影響もシミュレーションされている。複数の種類の動物を文明化すると、お互い戦争を始めるので、どちらが勝つかを観察することもできる。
このような惑星全体のシミュレーションを、ゲーム性そのものに採用するゲームデザインは、30年前の名作「シムアース」に存在したものであり、今作はそのゲームデザインを現代に復活させる目的で開発されている。2025年中には、Steamの実績システムとの連携や追加惑星の実装を含む製品版のリリースができるよう開発しているという。





■関連サイト
▼Steamページ
https://store.steampowered.com/app/3662040/Gaia_Maker
▼Steamデモ版ページ
https://store.steampowered.com/app/3737480/Gaia_Maker_Demo/
▼Webサイト
https://github.com/garkimasera/gaia-maker
▼トレーラー
▼itch.ioページ
https://garkimasera.itch.io/gaia-maker