【ゲームエンタメ株概況(7/9)】、東京通信グループが5日続伸してS高に 国内証券が投資判断を格下げのスクエニHDは反落 ハピネットは続伸

7月9日の東京株式市場では、日経平均は続伸し、前日比132.47円高の3万9821.28円で取引を終えた。為替が1ドル=147円台と円安方向に振れたこともあり、上げ幅は一時280円台にとなったものの、その後のエネルギーには欠けており、方向感の乏しい展開となった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は71銘柄(74%)、下落は21銘柄(22%)、変わらずは4銘柄(4%)で、上昇した銘柄が多数を占めた。
中で、東京通信グループ<7359>が5日続伸し、ストップ高まで買われた。同社は、GameFi領域への参入に向け、暗号資産(ビットコイン)の購入を試験的に開始すると発表した先月末から次第に上昇トレンドを強める動きとなっているようだ。
また、gumi<3903>やオルトプラス<3672>、enish<3667>などが高く、カバー<5253>は7日ぶりに反発した。
テイツー<7610>の6月月次売上高の好調で、Nintendo Switch 2の取扱いによる業績貢献があらためて期待されるハピネット<7552>は続伸した。
半面、東海東京証券が投資判断を「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に格下げしたスクウェア・エニックスHD<9684>が反落し、セガサミーHD<6460>やコナミグループ<9766>も売られるなど家庭用大手ゲーム株にさえない動きが目立った。
米運用大手のキャピタルによる大量保有の判明で7日に動意づいた円谷フィールズHD<2767>は利益確定の売り物に押される形で続落した。

会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3245億0600万円、営業利益405億8000万円、経常利益409億3900万円、最終利益244億1400万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684
会社情報
- 会社名
- 株式会社東京通信グループ
- 設立
- 2015年5月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 古屋 佑樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高58億6100万円、営業損益2億3000万円の赤字、経常損益2億1100万円の赤字、最終損益4億1300万円の赤字(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7359