
Aiming<3911>の椎葉忠志社長は、第2四半期の決算説明会で、開発中の新規プロジェクトのパイプラインについて5本であると明かした。『新作アニメ系 プロジェクトG』は従来と代わりはないが、『ゲーム系IP プロジェクトLG』は「パートナーのある共同事業なので公表することはできないが、開発としては問題なく着実に進んでいる」と述べた。「このあと述べるプロジェクトも含めて2~3年もかかるものではない」とし、遠くないうちに発表できるものであると示唆した。
今回新規で発表になったのは『新規ゲームCh』と『新規ゲームSu』だった。いずれも配信日とジャンルは未公表だが、どちらのタイトルも「それほど長く開発するようなタイトルではない」うえ、現在、開発が急ピッチに進んでいるそうだ。外注費の増加などで第3四半期の減益要因になってくるが、いずれも比較的近い時期に発表になるもようだ。
『新規ゲームCh』は、Aimingのこれまでのタイトルに比べても開発規模は圧倒的に小さいが、単純なゲームではない新しいジャンルで、これまでと違ったパートーナーとの取り組みになるとのこと。
『新規ゲームSu』は、パートナーのあるプロジェクトだが、開発規模としては「ものすごい大きいわけではないが、小さいわけでもない」という。パートナーとユーザー獲得のためのプランも練っているとのこと。

このほか、非ゲームのプロジェクトでは、『競輪投票ポータルアプリ』の開発も進めている。この数年で市場規模が拡大している競輪だが、投票に関しては参入障壁が厳しく、誰でも参入可能というビジネスではない。後発となるが、「市場シェアがトップにならなくてもしっかりとした利益を創出し、ゲーム開発により投資できるような貢献をしてくれることは間違いない」と自信を示した。
パートナーのイースト・グループ・ホールディングスは、映像コンテンツを得意としており、これまでのサービスとは異なった体験を提供するため、既存サービスとは異なる切り口の独自コンテンツを用意しているという。ただ、ゲームアプリなどと異なり、リリース時に広告宣伝費を投下して一気に稼ぐような「垂直立ち上げ」は難しいそうだ。ローンチ時期はそう遠くはないものの、収益に大きく貢献してくるまでには時間を要する見通し。
会社情報
- 会社名
- 株式会社Aiming
- 設立
- 2011年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 椎葉 忠志
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高170億8600万円、営業損益5億5200万円の赤字、経常損益1億5000万円の赤字、最終損益3億4100万円の赤字(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3911