アドウェイズ、オンライン上のユーザー行動データを活用したマンガ市場特化型ソリューション「Ads-u for Comics」を提供開始

  • アドウェイズ<2489>は、オンライン上のユーザー行動データを活用し、高精度なターゲティング設計を可能にするマンガ市場特化型ソリューション「Ads-u for Comics(アズユーフォーコミックス)」の提供を開始した。

    本ソリューションにより、電子コミックサービスやマンガアプリ利用者のみならず、紙媒体も含めたマンガファンに向けたダイレクトな広告配信を可能にし、広告主のマーケティング効果最大化を実現する。

    ■2025年、マンガ市場が直面している課題
    日本のマンガ市場は、デジタル化の進展とともに拡大を続けている。特に、電子コミックやマンガアプリなどのデジタルマンガサービスの普及は新たな読者層を開拓し、市場成長に貢献した。しかし近年、読者の嗜好が多様化・細分化するなかで、新規読者を獲得する難易度はかつてなく上昇し、競争は激化の一途を辿っている。さらに、無料でマンガを楽しめる環境が当たり前になったことで、有料コンテンツへの心理的ハードルが高まるなど、サービス運営企業にとっては収益化の難易度も増している。

    このような背景から、読者が作品に出会う前の段階から、いかに興味を惹き、自然な文脈で作品と接点を持ってもらえるかが、ファンの獲得と継続的な関係構築において、これまで以上に重要になっている。

    また、従来の広告配信では、年齢や性別、ジャンルといったデモグラフィック情報を中心としたターゲティング手法が主流だった。しかし、実際の消費行動や作品選択には「どのようなコンテンツに日常的に触れているか」「どのアプリでマンガを読んでいるか」「どのような絵柄やテーマに惹かれるか」といった、ユーザーのより深層的な嗜好が大きく関与している。また、減少傾向にあるものの、紙媒体での購読数もいまだ根強い現状にある。この表層と実態のギャップが、広告施策が成果に繋がらない要因の一つとなっていた。

    ■「Ads-u for Comics」がもたらす新たな価値
    「Ads-u for Comics」は、こうした市場課題を解決するために生まれたソリューションとなる。アドウェイズ独自のオンライン上のユーザー行動データと、長年培ってきた広告配信ノウハウを活用し、マンガファンの見えにくい嗜好を可視化し、ダイレクトな広告配信を実現する。

    ・本当に届けたいマンガファンへのアプローチ
    ユーザーの過去の行動データから、関連作品を購入したユーザーや、限定版や特典付き商品を購入したユーザーといった、高精度なセグメントを作成する。これにより、単行本の新刊発売時の告知はもちろん、ロイヤリティの向上や競合流出防止まで、ユーザーの関心段階に合わせた柔軟な配信設計を行う。

    ・コア層からライト層まで幅広く、無駄なくアプローチ
    特定の作品やジャンルに熱心なコアファンへの訴求だけでなく、従来のジャンル・興味ベースのターゲティングと併用することで、ミドル層やライト層に向けた接点もカバー。広告予算に対して効率的なターゲット層へのリーチを実現する。

    ・マンガ読者のペルソナの精緻化と戦略立案への貢献
    ユーザーの複合的なデータをもとに、電子媒体、紙媒体を問わず、実態に即したマンガ読者のペルソナを設計。たとえば、ある作品のファンが他にどのようなマンガを購読し、マンガ以外にどのようなエンタメに接しているか、電子媒体を活用しながらも紙媒体でも購入しているユーザーかなど、購買の相関や生活動態を分析することで、より本質的な訴求戦略を提案可能となる。

    ■「Ads-u」シリーズの今後の展望
    アドウェイズは「Ads-u for Comics」の展開を通じて、価値ある作品が最適な読者に届きにくくなっている現代のマンガ市場に、新しいマーケティングの選択肢を提示していく。

    なお、現在「Ads-u」シリーズでは、ゲーム市場向けに展開する「Ads-u for Games」を展開しているが、今後はマンガ市場、ゲーム市場のみならず、EC・旅行・人材など、ユーザーの価値観や思考に基づいたマッチングが重要となる領域に向けて、シリーズを拡充して行く予定だ。

株式会社アドウェイズ
http://www.adways.net/

会社情報

会社名
株式会社アドウェイズ
設立
2001年2月
代表者
代表取締役社長 山田 翔
決算期
12月
上場区分
東証プライム
証券コード
2489
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