スクエニHD、1Q(4~6月)決算は売上高15%減、営業益16%減 HDゲームやMMO、スマートデバイス・PCブラウザ向け売上が減少
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スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、8月8日、2026年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、HDゲームやMMOおよびスマートデバイス・PCブラウザ向けゲームの売上が減少したことにより、2ケタ減収減益となった。
売上高592億7500万円(前年同期比15.2%減)
営業利益90億1800万円(同16.8%減)
経常利益68億8900万円(同55.0%減)
最終利益48億400万円(同54.8%減)各セグメント別の状況は以下のとおり。
①デジタルエンタテインメント事業 売上高329億1800万円(前年同期比25.0%減)、営業利益81億2600万円(同16.8%減)
HD(High-Definition)ゲームにおいては、「キングダム ハーツ」シリーズの過去作3タイトルのSteam版などを発売した前年と比較して、新作タイトルからの売上が減少したことにより、前年同期比で減収となった。一方で、開発費の償却負担や広告宣伝費が前年から減少したことなどにより、増益となった。MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)は、前年同期比で減収減益となった。スマートデバイス・PCブラウザなどをプラットフォームとしたコンテンツにおいては、既存タイトルの弱含みなどにより前年同期比で減収となったものの、決済手段の多様化による収益性の改善により増益となった。
②アミューズメント事業 売上高164億6100万円(同8.5%増)、営業利益17億7500万円(同19.0%増)
既存店売上高およびアミューズメント施設向け景品の販売が前年を上回ったことなどにより、前年同期比で増収増益となった。③出版事業 売上高65億4400万円(同5.3%減)、営業利益21億3100万円(同14.4%減)
コミック雑誌、コミック単行本、ゲーム関連書籍等の出版、許諾などを行っており、前年同期比で減収減益となったが、事業は底堅く推移した。④ライツ・プロパティ等事業 売上高37億7100万円(同15.2%減)、営業利益12億1100万円(同25.3%減)
有力IPにかかる新規キャラクターグッズの販売が前年を下回ったことなどによって、前年同期比で減収減益となった。 -
■通期業績予想は変更なし
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2026年3月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。
売上高2800億円(前期比13.7%減)
営業利益410億円(同1.0%増)
経常利益410億円(同0.1%増)
最終利益287億円(同17.6%増)
※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。


会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3245億0600万円、営業利益405億8000万円、経常利益409億3900万円、最終利益244億1400万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684

