エヌジェイHD、25年6月期は営業益50%減の5100万円と大幅減益…ゲームで運営売上減少、前期にピークを迎えた案件の減収も響く
エヌジェイホールディングス<9421>は、8月8日、2025年6月期の連結決算を発表し、売上高91億0700万円(前の期比6.1%減)、営業利益5100万円(同50.2%減)、経常利益3100万円(同67.2%減)、最終利益3100万円(同88.4%減)だった。
・売上高:91億0700万円(同6.1%減)
・営業利益:5100万円(同50.2%減)
・経常利益:3100万円(同67.2%減)
・最終利益:3100万円(同88.4%減)
大幅な減益となったが、同社では以下のように分析しているとのこと。
【売上高】
ゲーム事業においては、前期に開発体制のピークを過ぎた案件があることや運営及び運営サポートを行う案件の体制縮小により、減収となった。モバイル事業においては、主に新規出店した店舗の収益寄与により、増収となった。この結果、売上高は、91億0700万円と前年同期と比べ5億9000万円(6.1%減)の減収となった。
【営業利益・経常利益・最終利益】
ゲーム事業では、当期に開発体制が拡大した案件や自社開発・発売タイトルによる業績寄与があったものの、前期に開発体制のピークを過ぎた案件による減収影響や運営及び運営サポートを行う案件の縮小等の影響から、減益となった。モバイル事業では、新規出店した店舗の利益寄与に加え、既存店も順調に販売台数を伸ばしたことにより、増益となった。
この結果、営業利益は5100万円と前年同期と比べ億5100万円(50.2%減)の減益となり、経常利益は3100万円と前年同期と比べ6400万円(67.2%減)の減益となった。最終利益は3100万円と前年同期と比べ2億4300万円(88.4%減)の減益となった。
セグメントの業績を示すと、次のとおり。
① ゲーム事業
売上高については、前期に開発体制のピークを過ぎた案件があることや運営及び運営サポートを行う案件の体制縮小により、65億3900万円と前年同期と比べ10億4000万円(13.7%減)の減収となった。セグメント利益(営業利益)については、当期に開発体制が拡大した案件や自社開発・発売タイトルによる業績寄与があったものの、前期に開発体制のピークを過ぎた案件による減収影響や運営及び運営サポートを行う案件の縮小等の影響から、2億3600万円と前年同期と比べ1億0300万円(30.5%減)の減益となった。
② モバイル事業
売上高については、来店者数の減少に底打ちが見られるなか、主に新規出店した店舗の収益寄与により、25億1100万円と前年同期と比べ4億4700万円(21.7%増)の増収となった。セグメント利益(営業利益)については、新規出店した店舗の利益寄与に加え、既存店も順調に販売台数を伸ばしたことにより、1億0200万円と前年同期と比べ億5600万円(122.5%増)の増益となった。
③ その他
当セグメントでは、クレジット決済事業等を行っている。売上高については6700万円と前年同期と比べ300万円(4.9%減)の減収となった。セグメント利益(営業利益)については2800万円と前年同期と比べ700万円(20.3%減)の減益となった。
■2026年6月期の見通し
2026年6月期の業績は、売上高99億1000万円(前期比8.8%増)、営業利益1億5000万円(同193.5%増)、経常利益1億3000万円(同311.2%増)、最終利益1億1000万円(同245.4%増)、EPS20.78円を見込む。株価収益率は27.8倍となる。
・売上高:99億1000万円(同8.8%増)
・営業利益:1億5000万円(同193.5%増)
・経常利益:1億3000万円(同311.2%増)
・最終利益:1億1000万円(同245.4%増)
・EPS:20.78円
会社情報
- 会社名
- 株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
- 設立
- 1991年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 福田 尚弘
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高96億9800万円、営業利益1億200万円、経常利益9600万円、最終利益2億7400万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 9421
会社情報
- 会社名
- 株式会社トライエース
- 設立
- 1995年3月
- 代表者
- 代表取締役 五反田 義治
- 決算期
- 6月
会社情報
- 会社名
- 株式会社ゲームスタジオ
- 設立
- 2004年4月
- 代表者
- 代表取締役 岩立 誠治
- 決算期
- 6月


