サイバーエージェント、第3四半期のネット広告の減収減益は大口顧客の離脱 運用力と技術力を武器にした広告効果の最大化で取り戻す考え

サイバーエージェント<4751>は、この日(8月8日)、第3四半期(25年4~6月)の決算で、インターネット広告事業の業績について、売上高が前年同期比0.4%減の1113億円、営業利益が同35.6%減の36億円と減収減益となったことを明らかにした。安定成長を続けてきたネット広告だが、何があったのか。

決算説明会に臨んだ藤田晋社長(写真)は、大口顧客の離脱をまずあげた。「かなり多額の取引をいただいてた顧客が1社離脱した。事業をやっている以上、仕方ないことだが、それ以外の業務は順調に推移しているので、焦らずに他のもので挽回しながら戻していきたい」と述べた。

さらに第3四半期は、新卒の社員が入社してくるタイミングでもあるた、人件費が増えて営業利益と利益率が悪化する。営業利益率は3.3%に低下したが、あくまで一時的な事象であると強調した。

インターネット広告事業としては今後もやることは変わらず、広告の運用力と技術を強みとした顧客の広告効果を追求するマーケティングという優位性を活かしていきたい、と述べた。

 

株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高8029億9600万円、営業利益418億4300万円、経常利益414億7500万円、最終利益162億4600万円(2024年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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