スクエニとセガサミー、バンダイナムコHD、使用済みPCモニターの累計寄付が3500台に到達…難民の雇用創出や子どもの教育支援に活用

スクウェア・エニックスとセガサミーホールディングスとバンダイナムコホールディングスの3社は、難民や子どもの教育支援を行うピープルポートへの使用済みPCモニターの寄付の累計台数について、3500台に到達したことを明らかにした。3社で共同プロジェクトを開始したのは2021年9月で、それから49回にわたって寄付を行ってきたという。
3社が手がけるデジタルコンテンツ開発などの現場では、高品質なコンテンツを制作するため、精細なグラフィクスや鮮やかなカラーが十分に表示される高スペックのモニターを導入し、開発作業を円滑に進められるよう、1人あたり2台以上のモニターを使用するケースがあった。
最新機器を導入する際や機材の入れ替えタイミングなどに不要となるモニターが生じるため、このモニターの有効活用を検討していたセガサミーのIT部門担当者が、同じ業界で同様の課題を共有するスクウェア・エニックスとバンダイナムコHDのIT部門に本取り組みへの参画を打診し、使用済みモニターを寄付するプロジェクトを立ち上げた。
寄付先であるピープルポートは、不要になった電子機器を無償で回収し、リユース・リサイクル販売することで、日本の難民雇用創出や子供の教育支援などの社会課題に取り組んでいる。3社は、本件のようなPCモニター寄付の取り組みを通じて、同社の活動に寄与している。
また、それぞれのIT部門が自グループの使用済みモニターを持ち寄り3社共同でプロジェクトに取り組むことで、より多くの台数を寄付できるほか、より持続的に活動することが可能となっているという。
今後も企業の垣根を越えてIT部門が連携し、事業活動の中で生じるPCモニターのリユースなど、資源の有効活用を通じて、業界規模での環境負荷の低減やエコ社会の実現、社会貢献活動に寄与したい、としている。
▼本プロジェクトの概要図

■ピープルポートについて
ピープルポートは、不要になった電子機器で子供たちと難民の未来をつくることをコンセプトに、日本の難民に雇用を創る電子機器リユース・リサイクル事業や、子供の教育支援に取り組むNPOを応援する電子機器買取寄付プロジェクトを手がけている。また、廃棄したパソコンを再利用し、使えなくなった部品までもすべてリサイクルした再生PC「エシカルパソコン ZERO PC」の販売を通じた環境負荷低減にも取り組んでいる。
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 浅古 有寿
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆2415億1300万円、営業利益1802億2900万円、経常利益1864億7000万円、最終利益1293億100万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4289億4800万円、営業利益481億2400万円、経常利益531億1400万円、最終利益450億5100万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460