
グリーホールディングス<3632>は、2025年6月期の決算説明会で、ライブサービスゲーム事業の成長を引き続き重視しつつ、コンシューマゲーム事業への投資も進めていく考えを示した。コンシューマゲームについては、自社IPを積み上げていきたいとし、2026年6月期中に発売する予定。それに先立ち、詳細情報を上期中(25年7~12月)に公開できる見通し。
グリーは、近年は他社IPを使ったゲームが目立っているが、RPGは協業タイトルを含めても『アナザーエデン』や『ヘウンバーンズレッド』『消滅都市』『ららマジ』『追憶の青』『武器よさらば』などがある。『消滅都市』や『ららマジ』など惜しまれつつ終了したタイトルも少なからずあり、コンシューマゲームとしての復活する可能性もある。
また、収益の柱であるライブゲームサービスについては、他社IPタイトルを中心に開発を行っていくが、契約の都合等もあることから、現時点では情報解禁の見通しについても開示は控えたいとのこと。
ただ、RPGに特化した「エンジン戦略」を長年遂行してきたことが奏功し、直近でヒットタイトルを連続で生むなど実績や運用ノウハウが評価され、有力IPを保有する他社からのゲーム化に関する相談も増加しているそうだ。
会社情報
- 会社名
- グリーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高571億1100万円、営業利益48億6000万円、経常利益37億6000万円、最終利益11億9400万円(2025年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632