
8月21日の東京株式市場は続落。日経平均株価は、前営業日比278円38銭安の4万2610円17銭でこの日の取引を終えた。短期的な過熱感への警戒感に加えて、前日の米国市場でハイテク株が売られた流れを受けて半導体関連を中心に売り優勢となった。寄り付き直後にプラスになる場面があったものの、すぐにマイナスに転じた。
なお、明日に控えているジャクソンホール会議でのパウエル米FPG議長の講演に注目が集まっている。米国市場では利下げ観測が強まっており、講演で利下げに言及するかどうかが焦点となっているようだ。
【主要指数】
・日経225: 42,610.17(-278.38)
・TOPIX: 3,082.95(-15.96)
・ドル/円: 147.56(+0.22)
・ダウ: 44,938.31(+16.04)
・ナスダック: 21,172.86(-142.10)
・SOX: 5,630.82(-40.69)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は44銘柄(46%)、下落は45銘柄(47%)、変わらずは7銘柄(7%)とほぼ拮抗していた。
大手ゲーム関連を見ると、コナミG<9766>、スクエニHD<9684>が高く、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、カプコン<9697>、コーエーテクモHD<3635>が安い


アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、東宝<9602>が高く、フリュー<6238>が変わらず、タカラトミー<7867>、KADOKAWA<9468>、IGポート<3791>、GENDA<9166>、東映アニメ<4816>、ブシロード<7803>が安い。


ゲームやホビー、アニメ関連の大手は高値警戒感が強いなか、サンリオ<8136>が買われた。東海東京証券が同社株のレーティング「アウトパフォーム」の継続としたうえで、目標株価を7490円から9210円に引き上げたとの観測が出ており、材料視された模様だ。

主力株が手掛けづらくなる中、値動きの軽い中小型株の一角に短期資金が向かった模様だ。イオレ<2334>がストップ高まで買われた。イオレは、空売りを呼び込んで踏み上げ相場の様相を呈しているとの声もあった。

日本ファルコム<3723>も大幅高となったが、本日、PS5版『閃の軌跡Ⅲ』『閃の軌跡Ⅳ』『創の軌跡』を発売するとともに、『空の軌跡 the 1st』体験版の配信を開始した。『空の軌跡 the 1st』についてはNintendo Switch2に対応することも決定したという。

その他ゲーム会社やディベロッパーは、ネクソン<3659>、マーベラス<7844>、エヌジェイHD<9421>が高く、日本一ソフト<3851>、トーセ<4728>が変わらず、イマジニア<4644>、ユークス<4334>が安い。


モバイルゲーム系の銘柄は、MIXI<2121>、グリーHD<3632>、ガンホー<3765>、コロプラ<3668>、モバイルファクトリー<3912>が高く、サイバーエージェント<4751>、DeNA<2432>、アカツキ<3932>、ケイブ<3760>が安い。


■ゲーム・エンタメ関連株一覧
