
HEROZ<4382>は、法人向け生成AI SaaS「HEROZ ASK」において、生成AIモデルとして、GPT-5ならびにGPT-5 Thinkingが選択可能となったことを発表した。
GPT-5は、GPT-4oと比較して事実誤認(ハルシネーション)が20%程度少なく、効率的で素早い回答性能と高度な推論力を併せ持つため、より高度で複雑な思考や分析が実行できる。
<機能概要>
■GPT-5 ― 効率的な回答と高度な推論力を兼ね備えたモデル
・従来モデルと比較して、事実誤認(ハルシネーション)の発生を抑制
・複数条件を含む複雑な指示への対応力を強化
・長文の要約や比較の精度が向上
・幅広い専門的文脈を踏まえた自然なアウトプット生成が可能
▼活用が期待されるユースケース
以下にて、ChatGPT-5の活用が期待できるユースケースを紹介する。
①ナレッジワーカーの高度支援
シーン例:コンサルタントや研究職が、大量の資料や論文から必要な情報を素早く抽出・要約し、仮説や戦略の叩き台を構築。
ポイント:ただ検索結果を並べるのではなく、文脈を踏まえた分析や「次に検討すべき観点」を提示できるので、従来のリサーチ支援ツールを超えた使い方が可能。
②クリエイティブ領域での共同制作
シーン例:小説・ゲームシナリオ・広告コピーなどのアイデア出しを、クリエイターと対話しながら共同で磨き上げていく。
ポイント:言葉のニュアンスやトーン調整が従来モデルより自然で、複雑なプロットやキャラクター設定も長期的に保持して扱える。
③マルチモーダルを活かした実務効率化
シーン例:現場写真や資料画像を読み込み、レポート作成・改善提案・リスク指摘などを自動生成。
ポイント:画像・テキスト・表データを横断的に理解できるため、現場監督・医療従事者・営業担当など幅広い職種で「判断の前処理」を代替できる。
■今後について
今後は、ダッシュボード機能の搭載やOCRの段階的な機能向上等を行っていく予定だ。「HEROZ ASK」は、企業や現場のニーズを迅速かつ的確にとらえ、組織の生成AI導入だけに留まらず、生成AIの利活用が定着するまでを伴走するAI SaaSとして進化していくことを目指す。
会社情報
- 会社名
- HEROZ株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役Co-CEO 林 隆弘/代表取締役Co-CEO 髙橋 知裕
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高59億2900万円、営業利益3億600万円、経常利益2億2800万円、最終損益1億7700万円の赤字(2025年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4382