【ゲームエンタメ株概況(9/12)】国内証券が目標株価引き上げのANYCOLORが高値更新 『ジャンブルラッシュ』のリリース日決定でワンダープラネットが後場動意

9月12日の東京株式市場では、日経平均は3日続伸し、前日比395.62円高の4万4768.12円で取引を終えた。米国市場で利下げを期待した買いが続いたことで、国内市場も主力の値がさ株を中心に買いが先行し、一時は上げ幅500円超に達した。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は46銘柄(48%)、下落は41銘柄(43%)、変わらずは9銘柄(9%)で、上昇した銘柄のほうがやや多かった。
中で、ANYCOLOR<5032>が続伸し、年初来高値を更新した。ANYCOLORは、9月10日の好決算発表が引き続き好感されたことに加え、新たに岩井コスモ証券が投資判断「A」を継続し、目標株価を5600円から6300円に引き上げたことが市場の評価材料となったようだ。
また、ワンダープラネット<4199>が後場に入って動意づいた。ワンダープラネットは、開発を担当する『ジャンプ+ジャンブルラッシュ』(配信はバンダイナムコエンターテインメント)のリリース日が9月24日に決定したと発表されたことが株価の刺激材料となったもよう。
同様に大引け直前の15時に発表した第1四半期決算の内容が好感されたgumi<3903>も大引けにかけて動意づいた。
ほか、KLab<3656>やGENDA<9166>、イマジニア<4644>なども買われた。
半面、HEROZ<4382>が7日ぶりに反落した。HEROZは、前日までの6日続伸による目先の過熱感の高まりに加え、前日9月11日に発表した第1四半期決算の通期業績予想に対する利益の進捗率の低さが市場の懸念材料となったようだ。
そのほか、coly<4175>やモイ<5031>、GLOE<9565>などが売られた。

会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高89億4200万円、営業利益3億7000万円、経常利益21億300万円、最終利益20億6300万円(2025年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- ワンダープラネット株式会社
- 設立
- 2012年9月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 常川 友樹
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高23億1600万円、営業損益1億2900万円の赤字、経常損益1億5300万円の赤字、最終損益1億3100万円の赤字(2025年8月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4199
会社情報
- 会社名
- ANYCOLOR株式会社
- 設立
- 2017年5月
- 代表者
- 田角陸
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高428億7600万円、営業利益162億7900万円、経常利益162億1400万円、最終利益115億1000万円(2025年4月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5032