
インディーパブリッシャーのtinyBuild(アメリカ・シアトル)および開発スタジオのFantastic Signalsは、『THE LIFT』を正式発表した。2026年にPC向けに発売予定で、コンソール版も後日リリースされる予定。これに先立ち、現在、オープンプレイテストが期間限定で行われているとのこと。
本作は、プレイヤーが一人称視点で巨大な廃研究所を修復しながら、そこに潜む不気味な謎に立ち向かう、ストーリー主導型の超自然的ハンディマン・シミュレーター。リフォーム要素と心を揺さぶる物語が融合し、旧ソ連のSF作品を彷彿とさせるインタラクティブな世界が広がる。
▼発表トレーラー
Fantastic Signalsは、『Pathologic 2』で培った経験を活かし、没入型シミュレーションの要素を『The Lift』に融合させたとのこと。従来は修理やリフォーム、清掃が中心だったこのジャンルに、いくつものユニークな"ひねり"を加えている。
■Fantastic Signalsの創設者でゲームディレクターのIvan Slovtsov氏
「この3年間取り組んできた作品を、ようやく皆さんにお披露目できることをとても嬉しく思います。最初のSteamプレイテストでの皆さんの反応やフィードバックが楽しみです。本作には、豊かな世界観、魅力的な物語、そして引きこまれるようなシステム主導のゲームプレイといった、私たちが愛する要素がすべて詰まっています。
また、『The Lift』はこのジャンルにいくつかのひねりを加えています。たとえば、プレイヤーは電気工学の概念を使って複雑に絡み合った機械を修理・操作しながら、ストルガツキー兄弟やSCP財団の作品から着想を得た神秘的な世界を探索することになるでしょう。」
■ゲーム概要
かつてInstitute(インスティテュート)は、人類史上最も先進的な研究施設だった。しかし、とある壊滅的な事故により、次元の狭間を漂う存在となってしまう。プレイヤーは長い眠りから目覚め、このInstituteを修復して、何が起きたのかを解き明かすことになる。
【リフォーム】
各フロアは巨大なリフォームプロジェクトであり、それぞれにユニークな課題が待ち受けている。家具の修理といった基本作業から複雑な電気工学プロジェクトまで、自分のペースで自由に挑戦できる。さまざまなガジェットを駆使し、必要なものをクラフトして、研究所のかつての栄光を蘇らせたい。
【探索】
Lift(リフト)をモバイル基地として研究所を巡りたい。複数のバイオームを探索し、隠したエリアを解放し、心に残るキャラクターたちと出会って彼らのクエストをこなしてほしい。すべてを変えてしまった事故の背後に潜む、常識を超えた真実を少しずつつなぎ合わせていく。
【修復】
自動販売機や発電機から、衛星アンテナや原子炉まで、数十種類もの精巧な装置に再び命を吹き込みたい。複数の部品を組み合わせて回路を構築し、漏電箇所を特定し、ケーブルを配線し、電力供給を管理し、トルクを生み出してシステムを修復していく。










