【ゲームエンタメ株概況(10/29)】日経平均はアドテストが1000円以上押し上げ最高値更新 プライムは8割下落、市場全体は利食い売り優勢【チャート掲載】

10月29日の東京株式市場は大幅反発。日経平均株価は、前営業日比1088円47銭高の5万1307円65銭でこの日の取引を終えた。取引時間中と終値で史上最高値を更新した。指数寄与度の大きいアドバンテストが好決算を受けて大幅高となり、日経平均を1000円以上押し上げた。ただ、プライム市場では8割の銘柄が値下がりとなるなど利益確定の売りが広がった。「平均株価」である以上、値がさ株の影響を受けるのは仕方ないのだが、このあたりはマーケットの指標として妥当なのかどうか、度々議論を呼ぶところでもある。

 

【主要指数】
・日経225: 51,307.65(+1,088.47)
・TOPIX: 3,278.24(-7.63)
・ドル/円: 152.19(+0.09)
・ダウ: 47,706.37(+161.78)
・ナスダック: 23,827.49(+190.04)
・SOX: 7,194.71(+26.73)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、プライム市場と同様、売り優勢だった。登録されている97銘柄のうち、上昇は14銘柄(14%)、下落は82銘柄(85%)、変わらずは1銘柄(1%)だった。

大手ゲーム関連を見ると、コーエーテクモHD<3635>が高く、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、コナミG<9766>、スクエニHD<9684>、カプコン<9697>が安い。

 

その他ゲーム会社やディベロッパーは、日本一ソフト<3851>が高く、ユークス<4334>が変わらず、ネクソン<3659>、マーベラス<7844>、イマジニア<4644>、トーセ<4728>、エヌジェイHD<9421>が安い。

 

モバイルゲーム系の銘柄は、ガンホー<3765>、アカツキ<3932>が高く、サイバーエージェント<4751>、MIXI<2121>、DeNA<2432>、グリーHD<3632>、コロプラ<3668>、ケイブ<3760>、モバイルファクトリー<3912>が安い。

 

アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、東宝<9602>、KADOKAWA<9468>、IGポート<3791>、GENDA<9166>、東映アニメ<4816>、エディア<3935>、フリュー<6238>、ブシロード<7803>が安い。

 

最後に騰落ランキングを見ると、シリコンスタジオ<3907>やSEH&I<9478>、メガチップス<6875>、東映<9605>が値上がり率上位となり、モブキャストHD<3664>、Aiming<3911>、SHIFT<3697>、IGポート<3791>が値下がり率上位となった。

 

 

■ゲーム・エンタメ関連株一覧

※時価総額の単位は億円。