コロプラ、70名程度を対象としたキャリア転進支援制度によるリストラを実施　特別退職金など約2億1000万円は2026年9月期1Qに特損として計上へ

コロプラ<3668>は、11月5日、70名程度を対象としたキャリア転進支援制度による人員削減を実施することを発表した。

近年のモバイルゲーム市場環境はより厳しさを増しており、新作タイトルのヒット創出が年々難しくなっている。同社グループの中核事業であるエンターテインメント事業も2025 年9月期は営業赤字となり、厳しい状況が継続していると認識しており、同社はエンターテインメントを主軸として長期的な事業の安定性と企業の持続可能性を高めていくために、ポートフォリオ戦略の見直しや新たな開発プロセスの構築など、さまざまな改革に取り組んでいる。

これらの取り組みを進めるにあたっては、同社が今後目指す方向性や、社員一人ひとりに求められる働き方やスキルが変化していくことが想定される。このような変化を新たな成長の契機と捉え、社員が自らのキャリアを見つめ直し新たな挑戦へ踏み出すことを支援するため、「キャリア転進支援制度」の実施を決定した。

＜募集の概要＞
対象者：26歳以上の正社員（マネージャー以上の管理職を除く）
募集人数：70名程度
募集期間：2025年11 月24日～12月12日（予定）
退職日：2026 年1月31日
優遇措置：会社都合の退職として扱い、特別退職金の支給、希望者に対する再就職支援等

なお、キャリア転進支援制度の実施に伴い発生する特別退職金等の費用は約2億1000万円と見込んでおり、2026年9月期の第1四半期において特別損失に計上する予定だ。これらは実際の応募者の人数や構成によって変動するため、応募者が確定した後に改めて公表する。