アカツキ、9月中間決算は営業益42%減の17億2400万円と大幅減益…「怪獣8号 THE GAME」好スタートも前年に及ばず

アカツキ<3632>は、11月12日、2026年3月期 第2四半期累計の連結決算を発表し、売上高99億1500万円(前年同期比20.6%減)、営業利益17億2400万円(同42.4%減)、経常利益16億7600万円(同42.7%減)、最終利益18億5300万円(同31.4%増)と増収減益だった。

・売上高:99億1500万円(同20.6%減)
・営業利益:17億2400万円(同42.4%減)
・経常利益:16億7600万円(同42.7%減)
・最終利益:18億5300万円(同31.4%増)

 

【ゲーム・コミック事業】
既存タイトルのLTV最大化に注力しつつ、8月末に新規タイトル「怪獣8号 THE GAME」をリリースし、総ダウンロード数500万突破、国内ストアセールスランキング9位獲得など好調な滑り出しを見せた。しかし、前年同期の業績水準には届かず、売上高92億5700万円(同23.2%減)、セグメント利益18億4500万円(同41.2%減)と減収減益となった。

四半期業績を見ると、第1四半期の低迷が響いたようだ。第1四半期は、例年、『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』など主力タイトルの周年イベントの反動が発生するが、今期に関してはより大きかったことが伺える。

 

【エンタメ・ライフスタイル事業】
オンラインくじ「Slash Gift」が好調に推移し、TVアニメ「桃源暗鬼」公式ストア開設やLINEミニアプリ開発などでサービス領域を拡大した。さらに子会社の株式会社CRAYONを新たに連結範囲に含め、事業基盤を強化した。この結果、売上高6億4900万円(同76.1%増)、セグメント利益2億4400万円(同90.7%増)と大幅な増収増益を達成した。

【その他】
コンテンツ投資事業等が含まれ、売上高900万円(同83.8%減)、セグメント損失4200万円(前年同期はセグメント損失1億3300万円)であった。

 

なお、ゲーム・コミック事業の短期的な事業環境が不確定要素を多く含むことに加え、その他の事業についても積極的な挑戦を行う方針であるため、2026年3月期の連結業績予想は開示しない方針。

株式会社アカツキ
https://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高236億5200万円、営業利益39億1500万円、経常利益42億3300万円、最終利益16億4600万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
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