アエリア、3Q(1～9月)決算は売上高20％減も5億4200万円の営業黒字に　コンテンツやグッズ販売の売上が回復傾向　利益率の高い複数の収益物件の決済も寄与

アエリア<3758>は、11月14日、2025年12月期の第3四半期累計（1～9月）の決算を発表、コンテンツおよびグッズ販売の売上が回復傾向となっているほか、アセットマネージメント事業で、比較的利益率の高い複数の収益物件の決済があったことで黒字転換を達成した。

売上高118億500万円（前年同期比20.7％減）
営業利益5億4200万円（前年同期3億円の赤字）
経常利益3億8900万円（同2億9600万円の赤字）
最終利益3億2600万円（同3億6300万円の赤字）

セグメントごとの状況は以下のとおり。

①ITサービス事業　売上高13億2800万円（前年同期比0.5％減）、営業利益7100万円（前年同期7000万円の赤字）
データサービス事業を行うエアネットが安定した収益を獲得した。オンライン電子出版に特化したアフィリエイトプラットフォーム事業を行うファーストペンギンの決済代行収益の増加とアフィリエイト広告売上の減少で売上高は減少したものの、営業利益を計上した。

②コンテンツ事業　売上高70億4800万円（同3.5％減）、営業利益8500万円（前年同期5億8600万円の赤字）
コンテンツおよびグッズ販売の売上は回復傾向となった。収益認識の遅れなどにより売上高は減少しているが、営業利益を計上した。

③アセットマネージメント事業　売上高35億500万円（同44.4％減）、営業利益3億8400万円（同8.0％増）
販売用不動産の竣工の遅れなどにより売上高が減少したが、比較的利益率の高い複数の収益物件の決済があったことにより営業利益が大幅に増加した。

■通期業績予想は変更なし

2025年12月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高225億円（前期比17.5％増）
営業利益7億円（前期4200万円の赤字）
経常利益4億5000万円（同5200万円の赤字）
最終利益3億円（同7億3900万円の赤字）