ポールHD、3Q(2～10月)決算は売上高、営業益とも社内計画を下回って推移　事業の選択と集中でメディア・コンテンツ業務の売上が縮小

ポールトゥウィンホールディングス<3657>は、12月9日、2026年1月期通期の第3四半期累計（2～10月）の連結決算は、国内ソリューションおよび海外ソリューションともに案件獲得が伸び悩み、売上高、営業利益とも社内計画を下回って推移した。

売上高369億9800万円（前年同期比0.7％減）
営業利益1億7800万円（同71.7％減）
経常利益6700万円（同89.0％減）
最終損益2億3700万円の赤字（前年同期2億2900万円の赤字）

業務の種類ごとの状況は以下のとおり。

①国内ソリューション　売上高193億4300万円（前年同期比4.8％増）
Nintendo Switch 2関連業務と、堅調な国内ゲーム市場における工数単価の上昇によって売上高が増加した。

②海外ソリューション　売上高155億6000万円（同11.2％増）
海外のゲーム業界の環境が持ち直し、音声収録などが増加したこと、Ghostpunch Gamesの事業譲受による新規連結寄与や円安効果によって売上高が増加した。

③メディア・コンテンツ　売上高20億9400万円（同56.5％減）
事業の選択と集中により、第2四半期および第3四半期に株式譲渡を実施したことで売上高が減少した。

■通期業績予想を下方修正

2026年1月期通期の連結業績予想については、第3四半期決算の発表と同時に予想の下方修正を発表しており、以下のとおり。

売上高497億2900万円→485億2900万円（増減率2.4％減、前期比7.1％減）
営業利益11億2400万円→2億7900万円（同75.2％減、同64.5％減）
経常利益8億2500万円→1億4900万円（同81.9％減、同80.2％減）
最終損益3億1600万円→3億1600万円の赤字（赤字転落、前期6億9200万円の赤字）