【SPAJAM2025】「千秋楽」を開発した「谷川近衛騎士団」が本選の最優秀賞に決定

モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は、国内最高峰のアプリクリエイター競技会であるSPAJAM2025本選を12月6日から8日にかけてLIME RESORT HAKONEにて開催し、「千秋楽」を開発した「谷川近衛騎士団」が最優秀賞に決定した。SPAJAM2025本選は「シンクロ」というテーマで24時間のハッカソンを行い、厳正なる審査により最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞、ファイナリスト賞が発表された。
■最優秀賞
最優秀賞に輝いた「谷川近衛騎士団」が開発したアプリは『千秋楽』である。これは、強い感情が生み出す一体感(シンクロ)を捉え、大相撲最終日『千秋楽』をテーマに、座布団を利用したインタラクティブなチーム対抗ゲームを開発したものである。ARマーカー付きの座布団を回転させ、9分割された絵柄を協力して組み合わせる速さを競う。会場全体を巻き込んだプレゼンテーション、座布団とシンクロする絵柄を操作する体験自体の面白さ、第二回戦からの楽しさと難易度が上がる体験設計、確かな技術力が評価された。
■優秀賞
優秀賞は以下の2チームに授与された。
チームがたがたが開発した『エモシンク』は、2人のリズムに合わせた動きから動きをシンクロさせた一つの動画を生成するアプリである。スマートフォンカメラの映像から人物部分を切り抜き合成することで、遠方にいる2人でもその場で一緒に撮影したようなシンクロした動きの動画を作成できる。動画の合成処理をバックエンドで並列処理するなど、処理時間にも配慮したユーザー体験の実装と、テーマから独自の切り口を見出しモバイルアプリとWebアプリ両方を使った体験の実装が高く評価された。
友達が開発した『Flocus』は、スマホ依存が問題になる中で、便利なスマートフォンと共存し、自分一人では続けられない“集中時間”を友達と達成するアプリである。複数人でセッションを作成し、開始前のロビーではテキストによる励まし合い・応援ができ、終了後はスタンプで互いの頑張りを祝い合える仕様である。ユーザーに寄り添ったUX設計やコンセプト達成への真摯な向き合い、iOSの最新技術を無駄なく組み込んだ技術力が評価された。
■審査員特別賞
このほか、審査員特別賞は「えびとシュリンプ」が開発した『Mekuruna』である。これは、発表中に聴衆にスライドを先に全部見られてしまう悩みを解決する、リアルタイム資料共有アプリである。発表者はスマートフォンから資料配信を実施し、観客はPCやスマホから現在表示されているページまで閲覧できる。シンプルなコンセプトだが世の中にないアイデアであること、それを実装し切った技術力、聴衆の理解度がシンクロするという発表における本質的な価値が評価された。
■ファイナリスト賞
ファイナリスト賞は5チームに授与された。チーム名とアプリ名は以下の通りである。
・うゆ... ぷんぽぷんぽ - 『真黒合体スパホルダー』
・Volare Tokyo - 『Re: Write (リ・ライト)』
・N++ - 『Synchro Shadow』
・えぇぴいあい...?
・ジョンしか勝たん開発部 - 『think』



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