
12月11日の東京株式市場は続落。日経平均株価は、前営業日比453円98銭安の5万0148円82銭でこの日の取引を終えた。米国連邦公開市場委員会(FOMC)が無事通過したことで買い優勢で始まったものの、目先材料で尽くしから利益確定の売りが出てマイナスに転じた。ソフトバンクグループが大きく下落したことも指数を押し下げた。他方、市場の主役が交代し、出遅れ物色の動きが見られるとの指摘もあった。
【主要指数】
・日経225: 50,148.82(-453.98)
・TOPIX: 3,357.24(-31.78)
・ドル/円: 155.95(-0.13)
・ダウ: 48,057.75(+497.46)
・ナスダック: 23,654.16(+77.67)
・SOX: 7,467.49(+94.98)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている97銘柄のうち、上昇は15銘柄(15%)、下落は77銘柄(79%)、変わらずは5銘柄(5%)で、売り優勢だった。売り優勢だったが、出遅れ物色の動きからプラスにはならないまでも下げ渋る動きを見せた銘柄が目立った。
大手ゲーム関連を見ると、任天堂<7974>は、AIブームの影響による半導体不足の煽りで収益を悪化させるとの懸念から軟調となっているが、本日は下げ渋る動きを見せた。大手ゲーム会社では、カプコン<9697>が高く、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、コナミG<9766>、スクエニHD<9684>、コーエーテクモHD<3635>が安い。


騰落ランキングを見ると、上方修正を好感してモイ<5031>が急騰したほか、UAE系ファンドの資金流入でKLab<3656>も大幅続伸し連日の年初来高値後進となった。


他方、成長鈍化の懸念からANYCOLOR<5032>が売られたほか、カバー<5253>も連れ安となった。前日に下方修正を行ったユークス<4334>も売られたとのこと。


その他ゲーム会社やディベロッパーは、トーセ<4728>、エヌジェイHD<9421>が高く、ネクソン<3659>、マーベラス<7844>、日本一ソフト<3851>、イマジニア<4644>、ユークス<4334>が安い。

モバイルゲーム系の銘柄は、ケイブ<3760>が高く、モバイルファクトリー<3912>が変わらず、サイバーエージェント<4751>、MIXI<2121>、DeNA<2432>、グリーHD<3632>、ガンホー<3765>、アカツキ<3932>、コロプラ<3668>が安い。

アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、IGポート<3791>、エディア<3935>が高く、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、東宝<9602>、KADOKAWA<9468>、GENDA<9166>、東映アニメ<4816>、フリュー<6238>、ブシロード<7803>が安い。
■ゲーム・エンタメ関連株一覧

※時価総額の単位は億円。