AbemaTV、25年9月期決算は売上高10.8％増の581億円、営業損失45億円と増収・赤字幅縮小…メディア＆IPの黒字化は周辺事業含めての数字

AbemaTVの2025年9月期(第11期)の決算は、売上高581億8100万円(前の期比10.8%増)、営業損失45億9200万円(前の期は67億7500万円の損失計上)、経常損失53億8900万円(同73億0500万円の損失計上)、最終損失54億4900万円(同74億1300万円の損失計上)だった。12月17日付の『官報』に掲載された「決算公告」で判明した。

・売上高:581億8100万円(同10.8%増)
・営業損失:45億9200万円(同67億7500万円の損失計上)
・経常損失:53億8900万円(同73億0500万円の損失計上)
・最終損失:54億4900万円(同74億1300万円の損失計上)

同社は、サイバーエージェント<4751>とテレビ朝日の合弁会社で、インターネットテレビ局「ABEMA」を運営している。開局以来、多額の投資を行ってきたが、赤字幅が着実に縮小し、徐々に単体での黒字化も視野に入ってきたようだ。

なお、サイバーエージェントは、25年9月通期決算で、メディア&IP事業の業績について、売上高2315億4300万円、営業利益72億9100万円と黒字転換したと報告していたが、こちらはあくまで周辺事業を含めての数字になるので注意してほしい。同じセグメントのニトロプラスやWINTICKETなどが貢献したものと見られる。