クランチロール、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』の海外展開を紹介 全米・世界各地で新記録を樹立するなど歴史的快挙を連発

Crunchyroll(クランチロール)は、ニュースレターを公開し、アニメ「鬼滅の刃」の最終章となる『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が日本だけでなく世界各国の映画市場を席巻していることを明らかにした。同社は、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントと共同で同作品のグローバル展開を行っており、数々の歴史的記録が塗り替えられたという。
本作は、吾峠呼世晴氏による漫画を原作とした大ヒットアニメシリーズの完結編「無限城編」を、劇場版三部作として描く壮大なプロジェクトの第一章となる。アニメ制作は引き続きufotableが担当し、劇場ならではの圧倒的な映像美と迫力ある音響で、最高峰のバトルアクションを展開している。
■グローバル市場での圧倒的記録
全世界で公開した本作は、2025年の映画界を代表する一本となった。
・世界興収第6位:2025年公開の全映画作品において、世界興行収入で第6位にランクイン。
・56カ国で記録更新: 日本アニメ映画として、世界56カ国で歴代最高の興行収入を達成した。
■ 米国(北米)での歴史的快挙
特に北米市場では、これまで20年以上にわたり破られなかった金字塔を次々と塗り替えている。
・外国映画 歴代1位:『グリーン・デスティニー』(2000年)が保持していた記録を抜き、米国における外国映画の歴代最高興行収入を達成。
・アニメ映画 公開初日1位: 日本アニメ映画として、公開初日の興行収入で歴代トップに。
・オープニング週末 歴代1位: 日本アニメとして、『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』(1999年)の3100万ドルという伝説的記録を26年ぶりに更新。
・9月公開のアニメーション映画として、『モンスター・ホテル2』(2015年)の4850万ドルを上回る新記録。
・R指定アニメーションとして、『ソーセージ・パーティー』の3400万ドルを抜き歴代首位。
※アニメ=「日本のアニメ作品」、アニメーション=「アニメを含むすべてのアニメーション作品」と定義している。
■ 受賞・ノミネート:批評家からも高い評価
興行成績だけでなく、作品の質においても国際的なアワードで注目を集めている。
・ゴールデングローブ賞:「Best Motion Picture - Animated(アニメ映画賞)」にノミネート。
・Astra Film Awards:「Best Animated Feature」ノミネート。ハリウッド・クリエイティブ・アライアンス(HCA)選出の有力な賞の一つ。
・CineAsia2025:「Comscore's 2025 APAC Box Office Achievement Awards」を受賞。アジア太平洋地域における顕著な興行と文化的影響が称えられた。
■ まとめ
世界150以上の国と地域で公開した『無限城編 第一章』。単なるアニメの枠を超え、世界的な映画史にその名を刻む社会現象となっている。三部作の幕開けとして最高のスタートを切った本作が、今後どのような記録を打ち立てるのか。続く第二章、第三章への期待は高まる。
会社情報
- 会社名
- Crunchyroll(クランチロール)