中国・ghostcase、心理ホラーゲーム『悪意(Dread Neighbor)』の体験版を配信開始 『凶寓』チーム最新作は「見られているという悪意」を描く

中国のインディーゲームスタジオ ghostcaseは、3D一人称視点の心理ホラーゲーム『悪意(Dread Neighbor)』 の無料体験版をSteamで配信した。

本作は、中式ホラークリエイター 「大祭尸」 がコンセプトデザインに参加し、「見られているという悪意」をテーマに、心理的圧迫感と没入型ストーリーテリングを追求した作品。プレイヤーは、徐々に崩れていく“日常"の中へと足を踏み入れることになる。

ghostcase の前作『凶寓(Dread Flats)』は、複数の配信者から「2025年で最も怖いゲーム」と評価された。
『悪意』では、その一人称ならではの没入感を継承しつつ、ビジュアル表現、物語のテンポ、演出手法をさらに進化させ、より現実に近い繊細な心理体験を目指している。

引っ越した瞬間から、視線は存在する

『悪意』でプレイヤーが演じるのは、都会で働きながら一人暮らしをする若い女性。
生活費を抑えるため、家賃が安く、人里離れた場所にある古いアパートへ引っ越すことになる。
最初は、ごみ出し、猫の世話、通勤、睡眠といった、ありふれた日常が続く。
しかし次第に、違和感が現れ始める。
クローゼットの隙間、ベッドの下の影、壁の穴の奥――そこには、何かの「視線」があるように感じられる。

それは決して姿を現さなくても、常にそこに存在し、静かに、確実に安心感を侵食していく。
一人称視点で描かれる体験版では、「日常」から「異常」へと変化していく過程を、プレイヤー自身が体感することになる。

より精細な表現、より深い没入感

『凶寓』と比べ、『悪意』はあらゆる面で進化を遂げている。より精細な3D表現を採用し、光と影、空間構造、環境ディテールを通して、現実感のある居住空間を描き出する。
本作でも引き続き大祭尸がコンセプトに参加し、現代的な中式心理ホラーの空気感を再現。未知の部屋を探索する時も、覗き見られる側に立たされる瞬間も、逃げ場のない圧迫感がプレイヤーを包み込みる。

演出面では、徐々に変化するループ構造を採用。同じように見える光景が繰り返されながら、細部が少しずつ変化していく。天井からの漏水、壁の隙間に潜む視線、説明のつかない痕跡――それらは行動に応じて蓄積し、プレイヤーの精神を追い詰めていく。
突発的な事件ではなく、繰り返しの中で「この空間はもう安全ではない」と気づかされる構造。

見慣れた日常から、真実へと近づく

『悪意』が描くのは、単なる一つの事件ではなく、平凡な生活の裏に潜む不安そのもの。消えた隣人、室内で起こる不可解な変化、殺人を思わせる痕跡――それらはすべて、ありふれた環境の中に散りばめられている。
体験版では、物語の核心に触れながら、探索によって増していく心理的負荷を体感し、やがて、この出来ことが“意図的に隠されてきた真実"へとつながっていることに気づくだろう。