コーエーテクモゲームス、バレンタイン・ホワイトデーの贈り物を辞退 芸能・声優事務所などでも一般化

コーエーテクモゲームスは、公式Xにおいて、同社スタッフや作品に登場するキャラクターへのバレンタイン・ホワイトデーの贈り物について「とてもありがたく、あらためて感謝いたします」と謝意を述べつつ、受け取り対応が難しい点や安全への影響を考慮し辞退すると発表した。

こうした動きはコーエーテクモゲームスに限らず、近年の芸能事務所や声優事務所などでも一般化しつつある。多くの事務所が「ファンの温かいお気持ちには深く感謝する」としつつも、辞退に踏み切る背景には主に3つの深刻な理由があるといわれる。

1. 安全管理と防犯上のリスク
最も大きな理由は、タレントの安全確保だ。

・GPS機器の混入: ぬいぐるみや電化製品の中に小型のGPS発信機を仕込み、自宅やプライベートな居場所を特定しようとする悪質なケースが報告されている。
・異物・危険物の混入: 飲食物への異物混入や、衛生面での懸念(手作りのお菓子など)から、多くの事務所が「口に入れるもの」の受け取りを全面的に禁止している。

2. 物理的な管理コストとスペース
人気タレントや声優ともなると、バレンタインなどのイベント時には数千点規模の贈り物が届く。

・検品作業の負担: 安全確認のためにスタッフが一点ずつ開封・検品を行う必要があり、その業務負荷が本来のマネジメント業務を圧迫している。
・保管場所の限界: 膨大な量の贈り物を保管するスペースの確保が難しく、タレント本人が持ち帰れる量を超えてしまうという物理的な問題もある。

3. 公平性の維持
一部のファンからの高額すぎる贈り物(ブランド品や貴金属など)が、ファン同士の競争を煽ったり、タレントに心理的な負担を与えたりすることを避ける狙いもある。

株式会社コーエーテクモゲームス
https://www.gamecity.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社コーエーテクモゲームス
設立
1978年7月
代表者
代表取締役会長(CEO) 襟川 陽一/代表取締役社長(COO) 鯉沼 久史
決算期
3月
直近業績
売上高681億700万円、経常利益341億6600万円、最終利益268億5200万円(2023年3月期)
上場区分
非上場
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