RIZAPグループ<2928>は、2月20日、連結子会社RIZAPスポーツパートナーズが保有する株式会社湘南ベルマーレ(以下「湘南ベルマーレ」)の全株式をフジタを代表とする共同出資者へ譲渡することを発表した。具体的な譲渡価格は非開示。
同社グループは、2018年の経営参画以来、責任企業として湘南ベルマーレの経営を支えてきた。昨シーズンのJ2降格という結果を真摯に受け止め、最短でのJ1復帰を実現すべく、抜本的な再建計画の策定とその実行に向けた覚悟を持って取り組んできた。
湘南ベルマーレは市民クラブからスタートした、地域に深く根付いたクラブ。これからのクラブのさらなる発展には、地域密着をより鮮明にし、地元のスポンサーや出資者と共に歩んでいく体制こそが本来あるべき姿であると考え、同社グループが引き続き過半数の株式を保有することを前提に、地元事業者との新たな共闘体制の構築を模索してきた。
しかし、一連の報道などもあり、評議会をはじめとする地域の方々との関わりにおいて、同社グループが主導し続けることへの一定の難しさを感じていたのも事実だという。
こうした議論を重ねる過程において、かつての親企業であるフジタより、「ベルマーレは数多くの関係者のご尽力と地域の皆様の深い愛情によって育まれた市民クラブであり、それがクラブの魅力の本質である。フジタを中心とした複数のパートナーでベルマーレを下支えすることで、その本来の姿を強固な形で発展させていきたい」という申し出があった。
同社グループとしては、何が本当にベルマーレにとって最善の体制なのかを考え抜いた結果として、歴史的背景を持ちベルマーレの理念を深く理解するフジタが、志をともにするパートナーと手を取り合い、責任を持って経営を支えることこそが、クラブ再生への最短距離であるとの結論に至ったという。
そのため、同社グループは保有する全ての株式を譲渡することを決断した。この株式譲渡により同社グループは経営から撤退いたしますが、これは新体制が地域の方々からの信頼を一身に受け、フジタのリーダーシップのもとで新しいベルマーレを創り上げてほしいという、同社なりの責任の取り方であるとしている。
なお、この株式譲渡に伴い、湘南ベルマーレはRIZAPグループの連結子会社(孫会社)から除外されることとなる。これによるRIZAPグループの2026年3月期の連結業績に与える影響は軽微な見込み。