シリコンスタジオ、フィジカルAIシミュレーション基盤事業を本格始動 元NVIDIAの林 憲一氏が執行役員「CPAIO(最高フィジカルAI責任者)」に就任

シリコンスタジオ<3907>は、元NVIDIAエンタープライズマーケティング本部長の林 憲一氏が執行役員「Chief Physical AI Officer(CPAIO:最高フィジカルAI責任者)」に就任したことを発表した。

これに伴い、同社はフィジカルAIシミュレーション基盤事業を本格的に始動する。25年にわたり培ってきたリアルタイム3DCG技術と、NVIDIA Omniverseなどの最先端プラットフォームを活用し、日本の製造業・自動車・ロボティクス産業におけるフィジカルAI開発を加速するシミュレーション環境の構築・提供を推進していく。

フィジカルAIとは、AIが物理世界を認識・判断し、ロボットや自動運転車などを通じて物理的に行動する技術。フィジカルAIの開発には、現実世界を忠実に再現したデジタルツイン上でAIを訓練し、現実環境に転移する「Sim2Real」と呼ばれるアプローチが不可欠だ。しかし、日本国内には高度な3DCG技術が必要なこのシミュレーション基盤を専門的に構築できる企業が少なく、産業界のフィジカルAI導入の障壁となっている。

同社は設立以来、リアルタイム3DCGの分野で技術力を磨き続け、近年は機械学習向け教師画像生成ソリューション「BENZaiTEN」や、NVIDIA Omniverseを活用したデジタルツイン構築など、産業分野への展開を積極的に進めている。今回、これらの技術資産をフィジカルAI時代のシミュレーション基盤として再定義し、CPAIO(最高フィジカルAI責任者)を置き、事業の柱として本格的に推進していく。

▼執行役員CPAIO(最高フィジカルAI責任者) 林 憲一氏コメント
「ヒューマノイドロボットをはじめとして、急激に進化するフィジカルAIが人手不足などさまざまな社会課題のある日本社会にもたらすインパクトは大きなものとなるでしょう。そしてこのフィジカルAIの学習基盤となるシミュレーション環境を最高品質で構築するために必要な技術は、まさにシリコンスタジオが25年間培ってきた3DCG技術そのものです。フィジカルAIを現実世界で動かすための学習・検証・運用基盤を提供する会社として、日本の製造業・ロボティクス産業が世界をリードするための、なくてはならないパートナーとなるべく、全力を尽くしてまいります」

▼代表取締役社長 梶谷 眞一郎氏コメント
「当社は設立以来、リアルタイム3DCG技術の最先端を走り続けてまいりました。フィジカルAIは、当社の技術が最も大きな社会的インパクトを生み出せる領域であると確信しております。NVIDIAのエンタープライズ市場を熟知する林の参画により、当社の技術力をフィジカルAI時代のインフラとして産業界に届ける体制が整いました。新事業の成長を通じて、企業価値の持続的な向上を目指してまいります」

シリコンスタジオ株式会社
https://www.siliconstudio.co.jp/

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高43億300万円、営業利益1億4700万円、経常利益1億4800万円、最終利益2億600万円(2025年11月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3907
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