クリエイティブ領域で生成AIの活用が進む一方、7割超が活用の事実を外部に公表していない アマナ調査

アマナは、2026年6月30日、企業のマーケティング・クリエイティブ担当者400名を対象に実施した「AI×クリエイティブに関する実態調査」の結果を発表した。調査の結果、59%の企業がクリエイティブ領域で生成AIを活用している一方で、そのうち7割超が活用の事実を外部に公表していない実態が明らかになった。

生成AIの普及に伴い、企業の制作現場ではAI活用が急速に進んでいる。調査によると、59%が「生成AIを活用している」と回答したほか、61.75%が「クリエイティブの評価や意思決定に影響している」と答え、AIが制作工程のみならず企業のクリエイティブ活動そのものに変革をもたらしている状況が浮き彫りとなった。

 

しかし、活用企業の71.4%が「AI活用について積極的に公表していない」と回答しており、企業が情報発信に対して慎重な姿勢を維持していることが分かった。運用面における課題としては、「著作権・権利の不安」(32.5%)が最も多く、次いで「評価基準がない」(24.0%)、「品質が安定しない」(21.5%)が挙がっている。また、ガイドラインが未整備または不明であるとの回答も43.5%に達した。

 

アマナは、企業におけるAI活用が実験段階から実務活用のフェーズへ移行したと分析する。同社は「企業に求められているのはAI導入そのものではなく、ブランド価値を維持しながらAIを活用するための運用設計やクリエイティブガバナンスの構築だ」と考察している。