【先行体験】『LINE マジマジ』は“魔法カード”で差別化 急成長するマージパズル市場に挑む『LINE GAME』の新作を遊んでみた


LINEヤフーは、スマートフォン向け新作ゲーム『LINE マジマジ』を7月15日に正式サービス開始した。

同作は、ブロックを組み合わせてミッション達成を目指す“マージパズル”に、「魔法カード」という独自システムを組み合わせたタイトルだ。急成長するマージパズル市場に挑む『LINE GAME』初のマージパズルとして、日本・台湾・タイで展開を予定している。

今回、gamebizでは先行体験会に参加。本稿では、実際にプレイして感じた本作ならではの魅力や、差別化要素となる「魔法カード」システムについて紹介していく。



■「魔法カード」が生み出す“一発逆転” 本作最大の差別化ポイントに

『LINE マジマジ』は、同じブロック同士を組み合わせ(マージ)、より上位のブロックへと進化させながらミッションを達成していく「マージパズル」を採用した作品だ。シンプルなルールで直感的に遊べることに加え、盤面を少しずつ整理・発展させていく心地よさが特徴で、近年は国内でも市場が拡大しているジャンルとして注目を集めている。

一方で、ゲームサイクルが似通いやすく、各タイトルが独自性を打ち出しにくいジャンルでもある。そこで本作が差別化要素として用意したのが、「魔法カード」システムだ。



ゲーム中はブロックをマージすることで「魔法ポーション」を獲得でき、これを消費してゲージを溜めることで魔法カードが使用可能になる。デッキに編成した5枚のカードの中からランダムで3枚が選択され、その中から1枚を選んで発動できる。

▲魔法カードは、空きスペースにブロックを生成してくれるものや、特定のブロックをレベルアップしてくれるものなど、盤面の状況を大きく変えるさまざまな効果を発揮する。

リリース時には70種類の魔法カードが実装予定で、それぞれにクールタイムが設定されているため、どのカードを編成し、どのタイミングで切るかも攻略のポイントになりそうだ。


▲魔法カードはガチャでゲットすることができる。

実際にプレイしてみても、この魔法カードがゲームの印象を大きく変えていた。マージパズルはコツコツと盤面を整理していくゲームという印象が強いが、本作では魔法カードによって一気に状況を立て直せる場面も多く、プレイにメリハリが生まれている。「今使うべきか、それとも温存するべきか」と考える場面もあり、単なる救済要素ではなく、攻略性を高めるシステムとして機能しているように感じられた。

開発陣によると、「マージだけでは特徴がなくなってしまうため、差別化要素を作りたかった」とのこと。マージ以外のシステムを複雑に追加するのではなく、マージの流れの中で自然に魔法ポーションを獲得できる仕組みにすることで、カジュアルさを損なわずに新たな遊びを実現したという。また、「もったいないと思わず、どんどん魔法を使ってほしい」とも話しており、気軽に“一発逆転”の爽快感を味わえるゲームデザインを目指していることがうかがえた。


▲魔法の発動に必要なポーション自体もマージできるほか、お気に入り登録した魔法カードがクールタイム中の場合は、自動変更ボタンを押すことで、使用可能な魔法カードの中から最もランクの高いカードに切り替えられる。

■直感的なマージアクションと、LINE FRIENDSの世界観がマッチ

本作の魅力は、独自要素である「魔法カード」だけではない。ベースとなるマージパズルも、誰でも直感的に楽しめる遊びやすさを意識して設計されている。

基本操作は、同じブロック同士をドラッグして組み合わせるだけ。マージを重ねることでブロックが次々と変化していく様子は視覚的にも分かりやすく、説明を受けなくても自然とゲームの流れを理解できた。開発陣も「マージさせる時の感覚には特にこだわった」と話しており、ちょっとした空き時間でも気軽に遊べるカジュアルなタイトルに仕上がっている。


▲祭壇やバッグをタップするとエネルギーが消費されてブロックが登場。出てくるブロックは生産ブロックの種類により異なっている。

試遊では、学生たちからの依頼をこなしながらブロックを生成・マージしていくゲームサイクルを体験。ブロックのデザインは細部まで丁寧に描かれており、進化するたびに見た目が変化していくため、次はどのようなブロックになるのかという楽しみもある。盤面を少しずつ整理しながら目的のブロックを作り上げていく過程は心地よく、つい次のミッションへと手を伸ばしたくなる中毒性も感じられた。


▲依頼されたブロックの作り方がわからなければ、ブロックをタップすることで情報が見られるようになっている。

また、本作ではブラウンやコニーをはじめとするLINE FRIENDSのキャラクターたちが物語に登場。親しみやすいキャラクターたちとマージパズルの穏やかなゲームテンポがよく噛み合っており、世界観にも自然と入り込める。

開発陣によると、LINE FRIENDSが本格的なパズルゲームに登場するのは約10年ぶり。「LINE FRIENDSでパズルゲームを遊びたいという声が多かった」といい、これまでRPGなどさまざまなジャンルに挑戦してきた一方で、改めてIPの強みを活かせるパズルゲームへと立ち返った経緯を明かした。



■あえてダークな物語に挑戦 短編アニメと連動するストーリーにも注目

『LINE マジマジ』では、ゲームシステムだけでなくストーリーにも力が入れられている。舞台となるのは魔法世界。プレイヤーはコニーやブラウンたちとともに魔法学園を修復しながら、人々が「感情」を失ってしまった異変の真相を追い、魔法世界と現実世界を救う冒険へと挑む。

▲魔法でブラウンの感情を取り戻すために「魔法の杖」を制作したり、魔法学校に向かうための「橋」を復元したり、マージパズルを通じて物語を少しずつ進めていく。

LINE FRIENDSといえば、「かわいらしいキャラクター」というイメージを持つ人も多いだろう。しかし本作では、そうした印象とは異なるダークファンタジー調の世界観を採用。開発陣はその理由について、「LINE FRIENDS=かわいいというイメージがあるからこそ、ストーリーも楽しんでもらえるよう、これまでとは違う方向性に挑戦したかった」と説明した。


▲魔法学校の校長・オウリーなど、本作オリジナルのキャラクターも登場。

ストーリーはゲームだけでなく、現在配信中の短編アニメシリーズとも連動。XやTikTok、YouTubeで公開されており、リリースまでに全12話が展開される予定だ。ゲーム本編に触れる前から世界観やキャラクターの関係性を知ることができるため、物語への没入感を高める施策としても期待できそうだ。



リリース時にはチャプター11までのストーリーが用意されており、今後もアップデートを通じて物語やマージブロックを追加していく予定だという。

開発陣によると、現在は魔法学園を中心に物語が展開されるが、将来的には舞台を学園の外へと広げていく構想もあるとのこと。ゲームを進めるごとに広がっていく世界や、ブラウンたちの冒険にも期待したい。


『LINE マジマジ』は、誰でも気軽に遊べるマージパズルをベースに、「魔法カード」による戦略性や逆転要素を組み合わせることで、既存タイトルとの差別化を図った意欲作だ。LINE FRIENDSの魅力を活かしつつ、ダークファンタジーという新たな世界観にも挑戦しており、ゲーム性だけでなく物語の行方にも興味を引かれた。

実際にプレイしてみると、魔法カードによる爽快感はもちろん、テンポよく遊べるマージアクションも心地よく、つい次の依頼へと手を伸ばしたくなる中毒性があった。パズルだけでなく、“続きが気になる物語”も本作を遊び続けるモチベーションのひとつになりそうだ。正式サービス開始後、マージパズル市場でどのような存在感を示すのか注目したい。


(取材・文 編集部:山岡広樹)

■『LINE マジマジ』


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LINEヤフー株式会社
https://www.lycorp.co.jp/

会社情報

会社名
LINEヤフー株式会社
設立
1996年1月
代表者
代表取締役会長 川邊 健太郎/代表取締役社長CEO 出澤 剛
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
4689
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