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ゲームの面白さは、世界観やグラフィックだけで決まるものではない。
ボタンの配置やメニュー画面の分かりやすさ、情報の見やすさ、操作のしやすさなど、プレイヤーがストレスなく遊べる環境もゲーム体験を大きく左右する。そうした"遊びやすさ"をデザインする役割を担うのが「UI/UXデザイナー」だ。
UI/UXデザイナーは、画面を美しくデザインするだけではなく、プレイヤーが快適にゲームを楽しめる体験全体を設計するポジションにある。
スマートフォンゲームやコンシューマーゲーム、PCゲームなどジャンルを問わず重要性が高まっており、近年ではゲーム開発に欠かせない職種のひとつとなっている。本稿では、UI/UXデザイナーの役割と、どのような人材が適しているのかを整理する。
■UI/UXデザイナーの役割は「快適なゲーム体験を作ること」
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UI/UXデザイナーの仕事を一言で表すならば、“快適なゲーム体験を作ること”だ。
主な業務としては、以下のようなものが挙げられる。
・ゲーム画面やメニューのデザイン
・HUD(体力ゲージやアイコンなど)の設計
・ユーザー導線の設計
・操作性や視認性の改善
・ユーザーテストやフィードバックを踏まえた改善
ゲームでは、どれだけ魅力的なコンテンツがあっても、操作しづらかったり情報が分かりにくかったりすると、プレイヤーはストレスを感じてしまう。
そのためUI/UXデザイナーは、デザイン性だけでなく、使いやすさや分かりやすさまで考慮しながら画面を設計していく。
その意味でUI/UXデザイナーは、ゲーム体験を支える"使いやすさの設計者"といえる。
■プレイヤー目線で"遊びやすさ"を追求するポジション
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UI/UXデザイナーは、常にプレイヤー目線でゲームを見ることが求められる。
たとえば、
・目的の画面まで迷わずたどり着けるか
・必要な情報がすぐ目に入るか
・片手操作でも遊びやすいか
・ボタン配置に違和感はないか
といった点を細かく検証しながら改善を重ねていく。
また近年は、スマートフォン・PC・家庭用ゲーム機など複数のプラットフォームへ対応するケースも増えており、それぞれに適したUI設計が重要になっている。
つまりUI/UXデザイナーは、単に画面をデザインする人ではなく、プレイヤーの行動や感情まで考えて体験を設計する"ユーザー体験設計者"といえる。
■どんな人がUI/UXデザイナーに向いているのか
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では、こうした役割を担うUI/UXデザイナーには、どのような資質が求められるのか。主なポイントを整理する。
① プレイヤー視点で考えられる
UI/UXデザインでは、「自分が好きなデザイン」ではなく、「プレイヤーが使いやすいデザイン」を考えることが重要になる。
常に利用者目線で改善を考えられる人は、この仕事に向いている。
② 細かな違和感に気付ける
UIデザインでは、ボタンの位置が数ピクセル違うだけでも印象や操作性が変わることがある。
レイアウトや余白、色使いなど、小さな違和感にも気付ける観察力は大きな強みになる。
③ デザインと機能性の両方を考えられる
見た目が美しいだけでは、良いUIとはいえない。
分かりやすさや操作性、情報量とのバランスまで考えながらデザインできることが重要だ。デザインと実用性を両立させる発想が求められる。
④ 改善を繰り返すことが苦にならない
UI/UXは、一度作って終わりではない。
ユーザーテストやプレイヤーの反応をもとに何度も改善を重ねながら完成度を高めていくため、試行錯誤を楽しめる人ほど適性がある。
⑤ チームでものづくりを進められる
UI/UXデザイナーは、プランナーやエンジニア、アーティストなど多くの職種と連携して開発を進める。
デザインの意図を共有しながら、チームでものづくりを進めるコミュニケーション力も重要になる。
■まとめ
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UI/UXデザイナーに求められるのは、
・プレイヤー視点で考える力
・使いやすさを形にする設計力
・改善を繰り返しながら品質を高める力
といった"体験設計力"である。
ゲームでは、UIはプレイヤーが最も長く触れる部分のひとつであり、その品質はゲーム全体の印象にも大きく影響する。
快適な操作性と分かりやすい情報設計によって、プレイヤーがゲームへ自然と没入できる環境を作り出しているのがUI/UXデザイナーだ。
プロデューサーが事業を統括し、ディレクターが開発を指揮し、プランナーがゲーム体験を設計し、運営プランナーが継続的な改善を担い、ゲームマーケターがユーザーとの接点を生み出し、データアナリストが意思決定を支え、シナリオライターが物語を紡ぐ存在だとすれば、UI/UXデザイナーは“誰もが迷わず楽しめるゲーム体験を形にする存在”といえるだろう。
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【バックナンバー】
・シナリオライターとはどんな人材か “物語体験を設計する”役割に求められる資質を整理
・データアナリストとはどんな人材か “数字からゲームを成長させる”役割に求められる資質を整理
・ゲームマーケターとはどんな人材か “ユーザーとの接点を設計する”役割に求められる資質を整理
・運営プランナーとはどんな人材か “ユーザー体験を継続的に改善する”役割に求められる資質を整理
・ゲームプランナーとはどんな人材か “遊びを設計し体験を形にする”役割に求められる資質を整理
・ゲームディレクターとはどんな人材か “現場を束ね品質を担保する”役割に求められる資質を整理
・ゲームプロデューサーとはどんな人材か “ヒットを設計する”役割に求められる資質を整理
・エンタメ業界に向いている人材とは? 求められるスキルとキャリアの考え方を整理