
ツインエンジンは、2026年9月7日、実写映画を手がけるヨアケとの資本業務提携を締結し、同社をツインエンジングループに迎え入れたと発表した。本提携によりツインエンジンは実写映像事業へ本格参入し、両社による最初の取り組みとして、菅田将暉さんが長編初監督および主演を務める映画『死の谷'95』を共同配給する。
近年、マンガ原作を起点に映像コンテンツや商品、サービスなどへ展開するIPビジネスが世界規模で拡大している。ツインエンジンはグループ内の事業・制作基盤を拡充し、アニメーションの企画・制作にとどまらず、原作の開発から映像化後の多様な事業展開までを見据えて作品を長期的に育てる体制を構築してきた。2026年8月には、原作開発の取り組みを加速させるため、Webマンガレーベル「ビビビコミック」をローンチし、紙版の創刊記念号を刊行した。同誌は発売から4日で重版が決定するなど大きな反響を呼んでいる。このような背景の中、作品の特性に応じた映像化の選択肢を広げ、IPの価値を最大限に引き出すため、実写映像領域で豊富な実績と高い専門性を有するヨアケとの提携に至った。
今回の提携により、ツインエンジンがアニメーション領域で、ヨアケが実写映画領域で培ってきた企画・プロデュース、制作、宣伝、配給などのノウハウを生かし、グループとしてIPを多角的に開発できる体制を強化する。

提携第一弾の取り組みとなる映画『死の谷'95』は、2022年3月に逝去した映画監督・青山真治が遺した同名の長編小説を原作とする。映画『共喰い』で青山と出会った菅田将暉が長編初監督・主演を務め、山田健人との共同監督、そして甫木元空を加えた新世代の表現者たちが脚本を手がけ、2027年の公開を予定している。
ツインエンジン代表取締役の山本幸治氏は、「2014年の起業以来、アニメ業界のゲームチェンジを目指してきました。かねてより実写分野に参入したいと考えていたところにヨアケとの出会いがありました。人の記憶に残る作品を世界に向けて発信し、一緒に新しい風を起こしていきたいです。先月新たなマンガレーベルの発表をしたところですが、意欲的な企画をマンガとして育て、アニメ化だけではなく実写化もしていけたらと考えています」とコメントしている。
また、ヨアケ代表取締役の吉村知己氏は、「ヨアケは、映画を生み出し、世に出そうとする様々な思いや行動に深く関わり、その美しい営みに最大限、貢献することを目指してきました。ヨアケの最たるヨアケらしさは、企画から宣伝までを貫き通して実行することにあります。ヨアケは創業から3回目の七年周期を迎えるこの機に〈ヨアケ3.0〉へと移行し、ツインエンジンという強力かつ斬新なパートナーとの戦略的提携により、既成概念の破壊に挑みます。それはツインエンジンがアニメ市場において『自ら創り、自ら届ける』ことを革新的に実践し続ける姿への大いなる共鳴であり、その結果、成し遂げなければならないことは、知的好奇心や鋭利なインスピレーションに富んだ日本映画のラインナップを揃え、独立系映画会社のトップランナーとなることに他なりません。世界が複雑怪奇に変化する中、思考を停止させず、映画・映像のマジックを信じ、その情熱と信念が、心踊るエネルギーを生むような映画会社を目指し、邁進する所存です」と今後の展望を語った。
■関連サイト
▼ツインエンジン 公式サイト
https://twinengine.jp
▼ヨアケ 公式サイト
http://www.yoake.co.jp/index.html
▼映画『死の谷'95』 公式X
https://x.com/deathvalley95
©青山真治/講談社・2027『死の谷’95』製作委員会
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