
Matthew Buselは、インディーゲーム『O'BLOCK』を10月20日にリリースする。シカゴの路上でスニーカーを転売することから始まり、やがて自社ブランドの上場や国家レベルのマクロ経済戦、銀行の空売りまで登り詰めるシミュレーションゲーム。PC(Steam)向けに基本プレイ無料で配信される。
操作は「値段を言う」だけ。心理戦と真贋鑑定で稼ぐスニーカー転売

本作の根底にある操作は「相手に値段を提示する」ことのみ。プレイヤーは手持ちの300ドルと1足のスニーカーを元手に、シカゴの路地から成り上がりを目指す。
相手の表情と我慢を読む交渉: 取引相手はそれぞれ隠された「支払上限額」「機嫌」「我慢の限界」を持っている。提示した価格に対して相手が見せる反応から心理を読み取り、ギリギリの利益を引き出す駆け引きが求められる。
偽物鑑定と押し付け合い: スニーカーには偽物が混ざっており、フォントやステッチ、つま先の歪みなどで見分ける必要がある。万が一偽物を掴まされてしまった場合は、「自分より目の利かない相手」を探して売り抜けるといった裏通りのリアルな立ち回りも発生する。
『Balatro』ライクなシナジー構築と個性的なボス交渉

ゲーム進行にはデッキ構築型ローグライクの要素が色濃く取り入れられている。
56種のアングル(バフ)による乗算コンボ: 「すべてのプラスを2倍にする」「所持アングルの数だけ倍率を掛ける」といった効果をドラフトし、配置順を工夫することで取引額を跳ね上げる。
週ごとの家賃ノルマと個性的なボス: 毎週の家賃とノルマをクリアすることで次のステージが解放される。各関門には、オファーごとに要求額が動く「Elon Tusk」や何も喋らない「The Sheikh」など、一筋縄ではいかない12人のボスが立ちはだかる。
資産10億ドル到達で一変するゲーム性――自社上場から金融戦争へ

ストリートでの転売を重ねて資産10億ドルを達成するとゲームの様相は一変し、本格的なコーポレートファイナンスとマクロ経済の領域へ突入する。
ブランド設立と企業経営: 自社スニーカーブランドを立ち上げてデザインや生産ライン、AIによる自動化を進め、株式市場への上場を果たす。
緻密すぎる金融・経済シミュレーション: 損益計算書やキャッシュフロー計算書の管理はもちろん、FRBの金融政策会合、国債イールドカーブ、ため替レート、商品先物、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)までがリアルタイムに変動する。
銀行の取り付け騒ぎを仕掛ける情報戦: 巨額の含み損を抱えた脆弱な銀行をレポートや財務データから特定し、空売りを仕掛けて意図的な取り付け騒ぎを起こすなど、資本主義の頂点を巡る冷徹なマネーゲームが展開される。