シリコンスタジオ、企業理念としてMVVを策定 「3D技術の力で想像を現実に」産業領域への展開も推進

シリコンスタジオ<3907>は、本日10月14日、企業理念としてミッション(MISSION)、ビジョン(VISION)、バリュー(VALUES)からなるMVVを策定したことを明らかにした。ミッションに「創る人と愉しむ人に感動を」を掲げ、ビジョンでは3D技術を通じて人と企業をつなぎ、社会の進化を支える共創パートナーを目指す姿勢を打ち出した。あわせて、公式Webサイトもリニューアルした。

同社はゲーム・エンターテインメント分野を中心に、人材支援、開発・制作支援、ミドルウェア、3DCG関連技術などを提供している。近年は、ゲームやエンターテインメント分野で培った技術や知見を生かし、自動車、製造、建設、社会インフラなど、産業・社会の幅広い領域にも事業を広げている。

こうした事業領域の拡大を背景に、個々の事業やサービスが認知されていても、会社全体として何を大切にし、どのような価値を提供するのかを十分に伝えきれていないという課題があったという。そこで、創業以来大切にしてきた「感動」という原点を見つめ直し、目指す姿と事業活動で重視する価値観をMVVとして明文化した。

 

■「感動」を原点に、3D技術で社会の進化を支える

ミッションには「創る人と愉しむ人に感動を」を掲げた。同社は、ゲームやエンターテインメント、3D表現について、生きるために必須ではないかもしれない一方、創り手の想いを支え、体験する人の心に届くことで、人生を豊かにし、人を前に進ませる力になると考えている。技術や表現、人材の力を通じて、創る人と愉しむ人の間に感動を生み出すことを目指す。

ビジョンは「3D技術の力で想像を現実にし、人と企業をつなぎながら社会の進化を支える、最初に選ばれる共創パートナーへ。」とした。

エンターテインメント分野で培った技術と表現力を産業や社会のさまざまな領域へ広げるとともに、顧客の課題や構想の段階から向き合い、ともに考えながら形にしていく姿勢を示している。自社が主役として前に出るのではなく、挑戦する人や企業を支える存在を目指すという。

 

■ゲームで培った技術を産業領域へ

同社は、リアルタイムCG技術やゲームエンジンの知見を、エンターテインメント以外の分野にも展開している。具体的には、自動車向けのドライビングシミュレーター、製造業の画像認識AIに用いる教師画像の生成、点群データを活用した3DCG制作などを手掛ける。ゲーム・映像分野で培ってきたCG表現やレンダリング、モデリングの技術を、産業分野における可視化やシミュレーションなどに活用する取り組みだ。

また、2026年11月期第3四半期の決算補足説明資料では、フィジカルAIシミュレーション基盤事業を本格的に始動したことも明らかにしている。ゲーム業界の市場環境が厳しさを増すなか、既存技術の活用先を広げ、顧客基盤の拡大を図っている。

今回策定したビジョンは、こうした事業展開とも方向性を同じくする。3D技術をエンターテインメントのための表現技術にとどめず、産業や社会の課題解決にも活用し、人や企業の挑戦を支えることを会社全体の目指す姿として示した格好だ。

もっとも、理念の策定そのものが新たな事業の収益化を保証するわけではない。産業領域で顧客基盤を広げ、継続的な収益につなげられるかは、今後の事業展開にかかっている。

 

■5つのバリューで日々の行動指針も明文化

日々の事業活動で大切にする価値観として、以下の5つのバリューを掲げた。

・自分たちが心から愉しむ:自らが仕事を心から愉しむことを大切にする。
・相手を理解し、ともに価値を形にする:顧客や仲間、求職者など、関わる人々の背景や意図を理解する。
・こだわり、極める:表現や品質、技術の細部まで向き合い、妥協せずに追求する。
・挑み続け、進化する:従来のやり方に固執せず、新しい技術や発想を柔軟に取り入れる。
・倫理観を更新し、責任ある判断を行う:自由な発想や挑戦を、責任ある判断によって支える。

MVVの策定によって、同社は創業以来の原点である「感動」と、3D技術を軸に広がる事業領域、顧客や社会との関わり方を一つの理念として整理した。エンターテインメント分野で培った技術を産業領域へと展開するなか、技術力だけでなく、顧客とともに課題を解決する姿勢を会社全体で共有し、今後の事業活動につなげていく考えだ。

 

▼公式Webサイトの理念ページ
https://www.siliconstudio.co.jp/corporate/concept/

 

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シリコンスタジオ株式会社
https://www.siliconstudio.co.jp/

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高43億300万円、営業利益1億4700万円、経常利益1億4800万円、最終利益2億600万円(2025年11月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3907
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