セガ フェイブ、ALL. NetとAime関連サーバーに不正アクセス アーケードゲーム各社のタイトルに影響、サービス停止続く 今週末はアミューズメントエキスポ開催

セガ フェイブは11月2日、同社のサーバーの一部に第三者による不正アクセスが発生したと発表した。不正アクセスを受けたのは、アーケードゲーム向けネットワークサービス「ALL.Net」および「Aime」に関係するサーバーで、データ流出の有無や影響範囲について調査を進めている。安全性の確認のため、11月1日15時から関連サービスを停止しており、11月4日時点でも再開時期は明らかになっていない。

同社によると、初期調査の段階では、顧客や取引先に関する情報の流出は確認されていない。また、クレジットカード情報を含む決済情報は、不正アクセスを受けたサーバーには保有しておらず、今回の事象による影響はないとしている。ただし、データ流出の有無や影響範囲については引き続き調査中であり、完了までには一定の期間を要する見込み。

今回のサービス停止により、ALL.Net対応タイトルのオンライン環境でのゲームプレイや、各タイトルの.NETサービス、公式サイトでの設置店舗情報の閲覧などが利用できない状態となっている。また、Aimeを使用したゲームプレイのほか、PrizeONやセガ ラッキーくじオンライン、SEGA IDの新規登録にも影響が及んでいる。

影響はセガのタイトルにとどまらない。ALL.Netは複数のアーケードゲームメーカーが利用するネットワーク基盤であり、バンダイナムコエクスペリエンスのタイトルなど、他社のアーケードゲームにも影響が及んでいる。タイトルによって影響範囲は異なるものの、オンライン機能やプレイヤーデータの利用など、ネットワークを前提としたゲーム体験が制限されることになる。

また、今回の障害はゲームセンターの店舗運営にも影響を及ぼす可能性がある。近年のアーケードゲームでは、プレイヤーデータの保存やオンライン対戦、ランキング機能など、ネットワークを活用したサービスが広く普及している。一方、店舗側は筐体の購入・リース費用や通信環境の維持など、一定の経済的負担を伴う。ネットワーク障害によってゲームを正常に稼働できない場合、売上機会を失うだけでなく、こうした費用負担が残ることになる。人気タイトルが利用できない状態が続けば、店舗への集客にも影響する可能性がある。

アーケードゲーム業界では、今週末に「アミューズメント エキスポ2026」の開催を控えている。新作ゲームや筐体、業界の新たな取り組みを披露する重要な機会を目前に、業界を支えるネットワーク基盤で不正アクセスが発生した格好だ。

オンライン化によってアーケードゲームの楽しみ方が広がる一方、共通のネットワーク基盤に障害が発生した場合、メーカーやタイトルの垣根を越えて影響が広がることも改めて浮き彫りになった。イベント開催までにサービスが再開するのか、また店舗や関連事業者への影響がどこまで広がるのか、今後の対応が注目される。

 

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