
JR東日本脱出ゲーム「踊る山手大捜査線」が、9月18日より開催されている。
本イベントは、映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』とのコラボレーションによって実現した大規模周遊型脱出ゲーム。JR東日本の協力のもと、山手線沿線を舞台に、参加者自身が“特別捜査官”となって事件の解決を目指す。
プレイ時間は約5~7時間と、一般的な謎解きイベントと比べてもかなりのボリューム。ただし制限時間は設けられておらず、途中で食事や休憩を挟んだり、前半・後半に分けて遊んだりと、自分のペースで楽しめるのが特徴だ。
今回はメディア向け体験会に参加し、実際に「踊る山手大捜査線」をプレイ。ここでは、ネタバレを避けながら、実際に遊んで感じた本作の魅力を紹介していく。
■山手線沿線を舞台に“特別捜査官”として事件を追う!
「踊る山手大捜査線」のストーリーは、山手線沿線を中心にいくつもの犯罪を行う、目的不明の犯罪グループ「ペンタゴン」を巡るもの。プレイヤーは警視庁特別捜査課の刑事となり、捜査一課の青島らとともに事件の解決に挑むことになる。
まずは専用のキットを手に入れ、専用アプリ「ESCAPE.ID APP」を使って捜査をスタート。アプリ上で物語が進行し、次に向かう場所や捜査に必要な情報が提示されていく。
▲作品のキーカラーでもある赤を大胆に使った「踊る山手大捜査線」のキット。街中で見かけても思わず目を向けてしまう存在感だ。
そして本作の大きな特徴が、実際に山手線沿線を移動しながら謎を解いていくことだ。
街中にある看板やポスター、設置物などを手掛かりとして、次々と事件の謎を追っていく。アプリだけを見て進めるのではなく、実際の街を歩いて情報を探すことになるため、まさに「足で捜査している」という感覚を味わえる。
プレゼンでは、1つの場所を訪れて手掛かりを集め、謎を解きながら物語を進めていく流れが紹介されたが、実際に体験してみると、単なる“移動型の謎解き”ではないことが分かる。
1か所ごとに用意された物語もしっかりと作り込まれており、目的地まで移動すること自体が目的になっているわけではない。現地に到着してから何を見つけ、何を読み取り、どのように事件を進展させるのか――その一連の流れを楽しめる構成になっている。
▲キットの中には、捜査を進めるためのさまざまな道具が収められている。実際に手に取って使いながら、事件の謎を追っていくことになる。
■道案内も非常に丁寧! 初めて訪れる場所でも安心して捜査できる
周遊型の謎解きで気になるのが、「次にどこへ向かえばいいのか分からなくならないか」という点だろう。
本作については、その心配はかなり少ないと感じた。アプリによる道案内が非常に丁寧で、実際に入り組んだ場所を通る場面でも、迷うことなく目的地までたどり着くことができた。
▲謎解きに集中していると、移動そのものがストレスになってしまうこともあるが、本作ではその部分もアプリでしっかりとサポートされている。
山手線沿線を広く移動する大規模なイベントだからこそ、こうした“遊びやすさ”への配慮は重要なポイントだと感じた。
■キャストによるボイスメッセージも! 『踊る大捜査線』ファンには嬉しい演出
そして、『踊る大捜査線』とのコラボレーションならではの魅力が、キャラクターたちとのやり取りだ。本作では、作中の登場人物とチャットでやり取りをしながら物語を進める。時にはボイスメッセージも用意されており、アプリを通して彼らから連絡を受けながら捜査を進めていく。
▲青島刑事とのチャット画面。アプリを通じて登場人物とやり取りしながら、捜査を進めていく。
実際のプレイでも、キャラクターから届くボイスが物語を進めるきっかけとなっており、単にテキストを読みながら謎を解いていくのとは違った臨場感を味わえる。
特に原作ファンにとっては、キャラクターの声を聞きながら自分自身が事件を追っているという体験は嬉しいところだろう。
▲登場人物から実際に電話がかかってくることも。キャラクターの声を聞きながら捜査を進められるのは、原作ファンにも嬉しいポイントだ。
一方で、本作は『踊る大捜査線』を知らない人でも楽しめるように設計されている。謎解きそのものを楽しみたい人と、作品の世界観を楽しみたい人の双方に向けた作りになっているのも特徴だ。
■難易度は高めながら、ヒントも充実! じっくり考えて謎を解く楽しさ
謎解きの難易度については、全体として高めに設定されているとのこと。ただし、分からなくなった場合に利用できるヒントも充実しているため、「難しすぎて先に進めない」という状況を避けやすくなっている。
また、本作には制限時間がない。そのため、時間を気にして焦る必要はなく、自分たちのペースでじっくりと謎に向き合うことができる。
▲山手線沿線のさまざまな場所を巡りながら、事件解決につながる手掛かりを探していく。実際の街を舞台に捜査する感覚を味わえるのも本作の魅力だ。
所要時間は約5~7時間とされているが、これは休憩や移動時間を含まない時間。実際には食事や休憩を挟みながらプレイすることになるため、ほぼ半日がかりのイベントと考えておくとよいだろう。
実際、参加者の中には一日乗り放題の切符を購入してプレイする人も多いという。山手線沿線を巡りながら、腰を据えて事件を追っていく本作ならではの楽しみ方と言える。
■道中にも、そして最後にも……“思わず声が出る”仕掛けを用意
そして、本作を紹介するうえで外せないのが、随所に用意された“仕掛け”だ。
制作陣はプレゼンの中で、道中にも、そして最後にも、思わず声が出るような仕掛けを用意していると説明していた。実際に体験してみると、その言葉の意味を実感できる場面が用意されている。ただ、ここは詳しく説明してしまうと実際にプレイする楽しみを奪ってしまう部分でもある。どのような仕掛けが待っているのかは、ぜひ自分自身の目で確かめてほしい。
▲さらに、アプリと連動した仕掛けも……その詳細は、ぜひ実際にプレイして自分の目で確かめてほしい。
謎を解くだけでなく、「この先には何があるのだろう」と期待しながら捜査を進められることも、本作の魅力のひとつだ。
■警視庁協力の防犯啓発ミニゲームも! 遊びながら詐欺の手口を体験
本作には、謎解きや『踊る大捜査線』の世界観だけではない、もうひとつの特徴がある。
それが、警視庁協力による防犯啓発ミニゲーム「怪しいリンクの向こう側」だ。ゲーム本編やポスターに潜む「赤い二重枠」を手掛かりに、怪しいリンクをスキャンすると、架空のサービス画面を実際に操作できる。
▲街中に掲示された「赤い二重枠」のポスター。周囲の景色に自然と溶け込んでいるため、謎解きに集中していると見落としてしまう可能性も。捜査の際は注意深く周囲を見渡したい。
ここでは「偽診断サイト」「サポート詐欺」「SNS型投資詐欺」といった、実際に身近に存在する詐欺の手口を疑似体験。その後、何が危険だったのかを解説してくれる。なお、このミニゲームは防犯啓発を目的としたもので、本編の謎解きには影響しない。
謎を解く楽しさの中に、防犯について考えるきっかけまで組み込まれている点は、一般的な周遊型脱出ゲームとは異なる本作ならではの要素と言えるだろう。
▲警視庁協力の防犯啓発ミニゲーム「怪しいリンクの向こう側」では、「偽診断サイト」の危険性を体験できる。「そっくりさん診断」で写真・氏名・住所を入力すると、その情報が次々と再投稿されていく仕組みになっている。
■平日でもプレイヤーの姿が! 山手線沿線を“捜査”する約5~7時間の体験
今回、実際に現地を歩いてみて印象的だったのが、平日にもかかわらず本作をプレイしている人の姿が見られたことだ。専用キットを手にしながら謎を解いているプレイヤーがおり、実際にイベントが街に定着し、遊ばれていることを感じられた。
▲現地では、平日にもかかわらず「踊る山手大捜査線」を楽しむプレイヤーの姿が多数見られた。実際に多くの人が本作をプレイしていることがうかがえる。
本作の参加費は3,500円(税込)。交通費や通信費は別途必要となるが、約5~7時間というボリュームを考えると、1日を使ってじっくり楽しめる大型の謎解きイベントになっている。
また、制限時間が設定されていないため、途中で食事をしたり休憩したりしながら進められる。時間に余裕がなければ複数日に分けてプレイすることも可能だ。山手線沿線を実際に歩き、アプリから届く指示を確認し、街の中から手掛かりを探し、謎を解く。そしてキャラクターからのメッセージを受け取りながら、少しずつ事件の全貌に近づいていく。
「踊る山手大捜査線」は、そうした一つひとつの行動を“捜査”として楽しめるように作られた周遊型脱出ゲームだ。
▲本作では、混雑緩和のためプレイ中の目的地がシステム側で調整される場合も。複数人で遊ぶ際は、同じ場所を巡れるようアプリ上でグループを作っておくのがおすすめだ。
▲お子様が一人でも安心してプレイできるよう、「みまもり機能」も搭載。家族で楽しみたい人にも配慮された設計となっている。
『踊る大捜査線』ファンはもちろん、謎解きが好きな人、そして普段とは少し違った形で山手線沿線を巡ってみたい人にもおすすめしたい。
開催期間は12月13日まで。時間をたっぷり使える日に、仲間や家族とともに“特別捜査官”となって、山手線沿線に潜む事件を追ってみてはいかがだろうか。
(取材・文 編集部:山岡広樹)
©JR東日本脱出ゲーム「踊る山手大捜査線」製作委員会
©2026 「踊る大捜査線N.E.W.」製作委員会
【PR】転職支援サービス「エンターエンタ」
「エンターエンタ」はエンタメ業界に特化した人材紹介サービスです。本サービスの職業紹介業務は有料職業紹介事業許可を有する株式会社ONE.courseが行っています。株式会社ゲームビズは、メディア協力・企画協力・業界知見等の提供を通じて本サービスを支援しています。本サービス通じて、業界構造や職種理解に精通したキャリアアドバイザーらが、「エンタメ業界で働きたい」という方に向けて、キャリア相談から求人紹介、選考対策まで一貫してサポートします。
会社情報
- 会社名
- JR東日本
