セルシス、26年9月のCLIP STUDIO PAINTのサブスク売上が過去最高 ARR67億円突破、増加額も過去最高に

セルシス<3663>は10月20日、2026年9月度の月次事業進捗レポートを発表した。主力のイラスト・マンガ制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」のサブスクリプション事業が引き続き好調に推移し、ARR(年間経常収益)と売上がともに過去最高を更新した。前年同月比の増加額も過去最高となっており、継続課金型の収益基盤の拡大が加速している。

 

■CLIP STUDIO PAINTのサブスクARRが67億円を突破

CLIP STUDIO PAINTのサブスクリプション売上を基にしたARRは、2026年9月に67億3100万円となった。前年同月の51億600万円から16億2500万円増加し、前年同月比では約31.8%増となる。

会社によると、ARRの前年同月比の増加額は過去最高を記録したとのこと。2026年に入ってからも増加額は拡大傾向にあり、サブスクリプション事業の成長が加速している。

また、全社の売上推移を示す3カ月移動平均でも、CLIP STUDIO PAINTのサブスクリプション売上は9月に5億6000万円となり、過去最高を更新した。前年同月の4億2500万円から1億3500万円増加しており、こちらも前年同月比の増加額が過去最高となった。 

 

■買い切り版などのツール販売はキャンペーン時期が影響

一方、買い切りモデルや法人向けライセンスなどを含むツール販売の売上は、9月に1億7600万円となった。前年同月の2億1200万円を下回ったものの、同社は販売キャンペーンの実施時期を変更したことが影響したと説明している。

同社は例年9月に新規ユーザー獲得を目的とした販売キャンペーンを実施していたが、2026年は10月に変更した。このため、9月のツール販売実績にはキャンペーンによる売上が含まれていない。なお、10月に実施したキャンペーンは堅調な実績で終了しており、同月のツール販売は増加する見込みとしている。

 

■9月は解約率が上昇も、10月以降は平常水準を見込む

CLIP STUDIO PAINTの有料サブスクリプション契約におけるチャーンレート(解約率)は、9月に5.2%となり、前月の4.6%から上昇した。

同社は、前年9月に新規ユーザー獲得を目的として販売した12カ月版ライセンスが契約終了を迎えたことによる一時的な上昇と説明。10月以降は平常時の水準に戻ると見込んでいる。

サブスクリプション事業では、ARRと売上の双方で過去最高を更新し、前年同月比の増加額も拡大している。買い切り版などのツール販売についても、キャンペーンの実施時期を踏まえて動向を見極める必要がありそうだ。継続課金型の収益基盤がどこまで拡大するか、今後の推移が注目される。

 

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株式会社セルシス
https://www.celsys.com/

会社情報

会社名
株式会社セルシス
設立
1991年5月
代表者
代表取締役社長 成島 啓
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
3663
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