
サンリオ<8136>は、11月6日、2027年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、売上高・営業利益は期初見通し通りに進捗し、戦略投資を実行しつつも、過去最高を記録した。
■第2四半期決算実績
売上高1077億2500万円(前年同期比22.9%増)
営業利益428億8200万円(同9.4%増)
経常利益430億6900万円(同8.4%増)
最終利益291億9800万円(同6.1%増)
■各セグメントごとの状況
①日本 売上高627億円(前年同期比20.1%増)、営業利益300億円(同20.1%増)
・物販事業・ライセンス事業
物販事業は、国内購買者数の増加により、売上高が堅調に推移した。「ポムポムプリン30周年」をはじめとするキャラクター施策や各種プロモーションを展開するとともに、前年のサンリオ原宿店に続く大型店舗として2026年7月にサンリオ心斎橋店をオープンし、同社キャラクターの体験価値向上に努めた。また、当たりくじの販売拡大も業績に寄与した。
ライセンス事業は、「ハローキティ」を中心に複数のキャラクターがライセンシーに採用されたことにより、売上高が堅調に推移した。特に「ポムポムプリン」では、横浜赤レンガ倉庫イベント広場で開催したオフラインイベント「ポムフェス POMPOMPURIN FESTIVAL」(9月12日、13日)などの施策が奏功し、ライセンシーとの取り組みが拡大した。
・テーマパーク
サンリオピューロランドは、キャラクター人気を背景に、中間連結会計期間として、過去最高の来場者数となった。「ピューロウィッシュマツリ」(6月5日~7月7日)、「ピューロランドネオナツマツリⅢ」(7月10日~9月1日)、「PUROMONSTERSCRAMBLE」(9月11日~11月3日)の3種類のシーズンイベントに加え、『ポムポムプリン』の30周年を記念した「POMPOMPURIN 30th Anniversary」(4月10日~12月31日)も開催するなど、多彩なイベントの展開が集客に寄与した。
ハーモニーランドは、7月28日の令和8年熊本地震や酷暑、9月の長雨の影響を受けたが、「はちゃめちゃサマーパーリー!」(7月3日~9月15日)、「HARMONYLAND HALLOWEEN」(9月18日~11月10日)のシーズンイベントのほか、35周年記念イベント「Harmonyland 35th Anniversary」(4月16日~)など複数のイベントが好評を博した。
②欧州 売上高65億円(同42.9%増)、営業利益11億円(同2.3%減)
ライセンス事業は、複数キャラクター戦略の継続や各地のマーケットリーダーであるライセンシーとの取り組みが奏功し、売上高が順調に増加した。特に欧州各国で展開する大手ファストファッションブランドや、複数のキャラクターが採用された玩具カテゴリーが業績を牽引した。また、ブランド価値の向上に向け、各地の展示会への出展やイタリアのバスケットボールチームとのスポーツイベントなども実施した。
③北米 売上高118億円(同7.7%増)、営業利益23億円(同31.9%減)
ライセンス事業は、玩具、アパレルカテゴリーの売上高が大幅に伸長した。玩具カテゴリーでは、多岐にわたる玩具を手掛けるライセンシーとの取り組みや、他社の人気キャラクターとのコラボレーション商品が好調に推移した。アパレルカテゴリーでは、既存ライセンシーとの取り組みが堅調に推移した。
顧客接点の拡大に向けて、世界的アーティストのワールドツアーにおいてコラボレーションを実施した。プロスポーツリーグのMLB(野球)、NHL(アイスホッケー)、NBA(バスケットボール)、NFL(アメリカンフットボール)、MLS・NWSL(サッカー)とのコラボレーションイベントを実施した。
④南米 売上高21億円(同71.8%増)、営業利益6億円(同45.8%増)
南米全体では、ライセンス事業において、アパレル、ヘルス&ビューティー、文具、バッグカテゴリーが好調に推移した。アパレルカテゴリーでは、メキシコにて子供服、ブラジルにて子供服や大人向けカジュアルが好調に推移した。ヘルス&ビューティーカテゴリーでは、メキシコにて衛生商品が売上高の増加に貢献し、好調に推移した。文具カテゴリーでは、メキシコ、アルゼンチンにて子供向け商品が売上高の増加に貢献、バッグカテゴリーはペルーにて好調に推移した。
⑤アジア 売上高244億円(同31.4%増)、営業利益97億円(同4.3%減)
中国は、ライセンス事業において、引き続き玩具カテゴリーを中心としつつ、企業特販やキッチンカテゴリーが堅調に推移した。また、「ハローキティ」が引き続き安定した人気を維持する中、「マイメロディ」や「ポムポムプリン」なども売上高の増加に寄与した。物販事業においては、店舗網の拡大に加え、中国市場向けオリジナル商品の開発・販売を促進、会員システムの構築を推進した。
韓国は、ライセンス事業において、ヘルス&ビューティー、デジタル、玩具カテゴリーが好調に推移した。キャラクターでは、「ポムポムプリン」や「ハンギョドン」が、売上高の伸長に寄与した。
台湾は、ライセンス事業において、企業特販、玩具カテゴリーが好調に推移した。また、複数キャラクター戦略が奏功し、「ハローキティ」に加えて、「ポムポムプリン」や「シナモロール」の人気が高まり、売上高の増加に寄与した。
香港・マカオ地区は、ライセンス事業において、テーマパークや金融機関との取り組みを中心に、企業特販カテゴリーが売上高の増加に寄与した。また、積極的な営業活動が奏功し、「ポムポムプリン」が伸長した。
東南アジアは、ライセンス事業において、複数キャラクター戦略の推進により、「クロミ」「マイメロディ」の売上高が伸長した。カテゴリー別では、ヘルス&ビューティーカテゴリーが売上高の増加に寄与した。
■通期業績予想は変更なし
2027年3月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。
売上高2298億円(前期比18.4%増)
営業利益895億円(同15.0%増)
経常利益902億円(同13.7%増)
最終利益638億円(同16.8%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社サンリオ
- 設立
- 1960年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 辻 朋邦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1444億400万円、営業利益518億600万円、経常利益534億5300万円、最終利益417億3100万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 8136