
GitHubは、2026年10月29日、年次カンファレンス「GitHub Universe 2026」において、AIエージェントを活用したソフトウェア開発を進化させる新ビジョンと「GitHub Copilot」の新機能、インフラ投資を発表した。
ソフトウェア開発プロセスは、人間による単一のコード記述から、複数のAIエージェントを活用する形へ変容している。GitHubは新たなソフトウェアデリバリーシステムを掲げ、開発者が意思決定や方向性を担う一方で、AIエージェントが実装と検証を担当する役割分担を推進する。
発表された主な新機能は以下の通りだ。
・GitHub Copilotアプリ
Issue管理からマージまでを単一のインターフェースで統括するアプリだ。仕様書作成や設計上の議論、テレメトリ分析などを一元的に扱う。
・Copilot Fusion
タスクの特性に応じて最適なAIモデルを組み合わせるマルチモデル機能だ。「Fusion Max」は「Opus 5.5 Max」比較でコストを半減させ、タスク実行時間を40%短縮する実績を示す。
・Copilotプロジェクト
複数リポジトリに跨る作業を管理された並列セッションで自動実行する機能だ。作業の進捗を一画面で把握可能にする。
・セッションの引き継ぎ
VS Code、CLI、Web、モバイル間を跨ぎ、同一のクラウドAIエージェントセッションをやり直すことなく継続できる。
・Copilotオートメーション
自動化ワークフローの実行結果を学習し、改善案を開発者に提案する機能を拡張した。
・CopilotコードレビューMax
重大度の高い問題を検出する高精度なレビューエンジンを追加した。
ライセンス面では、GitHub Enterprise利用企業向けに、追加のサブスクリプション契約なしで全Copilot機能を提供する新モデルが導入される。従量制のAIクレジット課金を採用し、既存プランからの移行選択も可能だ。
AIエージェントの利用拡大に伴うワークロード増加に対応するため、大規模なインフラ投資も実施された。2026年内に400万CPUコア、160PBの高速ストレージ、50Tbpsのネットワーク容量を追加投入した。さらに、Microsoft Azure上でのマルチリージョン構成への移行を進めており、2027年初頭の完了を見込む。
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