CRI・ミドルウェア、26年9月期の連結決算は増収を確保も先行投資や事業拡大に伴う人員体制の強化により営業益16%減に 今期は2ケタ増収増益見込む

CRI・ミドルウェア<3698>は、11月5日、2026年9月期の連結決算を発表、ゲーム事業・エンタープライズ事業ともに増収を確保したものの、ゲームの海外展開強化に向けた先行投資やモビリティの事業拡大に伴う人員体制の強化によるコスト増により減益での着地となった。
■2026年9月期決算実績
売上高35億9300万円(前々期比4.2%増)
営業利益4億6400万円(同16.1%減)
経常利益4億8900万円(同13.6%減)
最終利益3億7500万円(同10.9%減)
■セグメント別の状況
①ゲーム事業 売上高19億3200万円(前々期比7.0%増)、セグメント利益2億1800万円(同17.4%増)
同社製ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」などの国内許諾売上は、家庭用ゲーム機向けが好調に推移したことに加え、複数の一括許諾契約を獲得したことにより、増加した。海外向けは、中華圏が増加したものの、欧米圏の新規顧客開拓の遅れによる減少を補いきれず、微減となった。
子会社ツーファイブが行う音響制作の売上は、中国からの大型の音声収録案件が引き続き好調に推移し、増加した。
なお、オンラインコミュニケーションミドルウェア「CRI TeleXus」への研究開発投資は継続して実施している。
②エンタープライズ事業 売上高16億6000万円(同1.1%増)、セグメント利益2億4600万円(同33.1%減)
モビリティ分野の売上は、二輪市場における車載メーターグラフィックソリューション「CRI Glassco」の採用拡大により、増加した。組込み分野の売上は、前年のカラオケの新機種発売に伴う特需剥落に加え、受託案件の獲得も想定を下回り、減少した。クラウドソリューション分野の売上は、新製品開発の遅れに加え、新たな受託案件の獲得が進まず、減少した。
■今期は2ケタ増収増益を見込む
2027年9月期通期の連結業績予想については、以下のとおりで2ケタ増収増益を見込んでいる。
各事業で案件獲得を進めるとともに、新製品・新領域への展開を強化し、増収増益を計画している。
売上高41億3000万円(前期比14.9%増)
営業利益6億円(同29.0%増)
経常利益6億1200万円(同25.0%増)
最終利益4億6500万円(同24.0%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社CRI・ミドルウェア
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 押見 正雄/代表取締役専務 櫻井 敦史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高34億4800万円、営業利益5億5400万円、経常利益5億6600万円、最終利益4億2000万円(2025年9月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3698