IT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポートは、10月のSE・PG職の採用動向について、自社サイト・アプリ開発の新規求人は大幅に増加した、と発表した。
ワークポートによれば、特にソーシャルアプリやスマートフォン関係の開発エンジニアの求人が約5割を占めたとのこと。各社共に即戦力を求めているため、ソーシャルアプリやスマホサイトの構築は、LAMPやJAVA、そして、スマホのアプリ開発はObjective-CやJAVAでの実務経験が必須とされている。
しかし一部では、実務経験不問でPHPを用いた開発経験・スマートフォンアプリの構築経験があれば可とする求人もあり、ポテンシャル層にもチャンスがあるとしている。また、SIerやスマートフォンアプリの受託開発事業の拡大を図る企業の採用活動も積極化し、JAVAやC・C++の経験を求めるパッケージソフト開発の求人も増加。Web系のSIerで多く見られたWebアプリケーション開発経験者をターゲットとする求人では、JAVAやPHP、.NET系の言語のニーズが高いという。
今後の見通しについて、ワークポートでは、社内SEではシステム開発だけでなくインフラ構築までマルチに携われる方のニーズが高まっており、インフラ周りの経験や知識があれば開発エンジニアから社内SEへのキャリアチェンジが可能と指摘している。1社あたりの採用枠が限られていることに加え、採用充足により募集ストップとなる企業も多いため、競争の激しい状態は続きそうだ、との見方を示した。
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