MMD研究所は、本日(12月14日)、「かれぺっと」を運営するアリスマティックとの共同リサーチとして、「SNSの利用及び、アプリ課金に関する実態調査」を実施し、その結果を発表した。スマートフォンに切り替えたユーザーにゲームや課金頻度の変化を質問しており、いずれも増加したと答えているなど、非常に興味深い調査となっている。SAPにとっては、課金率やARPUの一段の向上のために、スマートフォン対応が必須になりつつあることを示唆するものになりそうである。
■SNS登録率やゲーム頻度
SNSサイト(GREE、mobage、mixi等)の登録率について調査したところ、フィーチャフォンユーザーが81.5%、iPhoneユーザーが93.3%、iPhone以外のスマートフォンユーザー(以下スマートフォンユーザー)が87.7%だった。
iPhone・スマートフォン所有者を対象にスマートフォンに変更する前と比べて、ゲームをする頻度は増えたかと質問したところ、「かなり増えた」「少し増えた」を合わせてiPhoneユーザーの58.7%、スマートフォンユーザーの36.9%がゲームをする頻度が増えたと回答している。
■課金について
次に、SNSサイトアプリの課金経験について質問したところ、iPhoneユーザーが18.6%、スマートフォンユーザーが15.8%、フィーチャーフォンユーザーが21.9%課金していることがわかった。
課金経験者を対象に月にいくら課金しているか質問したところ、iPhoneユーザー、スマートフォンユーザー共に「500円~999円」が27.8%と最も多く、フィーチャーフォンユーザーでは、「1000円~1999円」が20.8%という結果となった。
また、iPhone・スマートフォンを所有している課金経験者にスマートフォンにする前と比べて課金回数は増えたかを質問したところ、「かなり増えた」「少し増えた」を合わせてiPhoneユーザーの44.4%、スマートフォンユーザーの38.9%が増えたと回答している。
次に、決済について質問したところ、iPhoneユーザーでは「クレジットカード(72.2%)」「iTunes Cards(27.8%)」、スマートフォンユーザーでは「キャリア決済(61.1%)」「クレジットカード(38.9%)」で決済をしていることがわかった。
なお、この調査は、11月30日から12月7日の8日間実施した調査で、有効回答1738人だった。
■関連サイト
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