KLab<3656>が本日(1月13日)発表した第1四半期(9-11月期)の業績は、売上高35億8100万円、営業利益10億円、経常利益9億9900万円、四半期純利益5億8400万円だった。昨年12月に発表した業績予想を若干上回る着地となった。また、前四半期(6-8月期)の実績との比較では、売上高57.1%増、営業利益68.1%増、経常利益69.9%増と大幅な伸びとなる。
主力のソーシャルゲームの売り上げが好調だったようだ。セグメント別の状況は以下のとおり。
■ソーシャルゲーム事業
売上高31億2500万円、セグメント利益13億3100万円となり、会社全体の売り上げの87%だった。「キャプテン翼~つくろうドリームチーム~モバイル」や「恋してキャバ嬢GP」が急速に売上を拡大したため、当初の見込みを大きく上回ったとのこと。
第2四半期以降は、第1四半期累計期間において新たにサービスを開始した「TALES OF KIZNA」や、「戦国バスター」をカードバトルゲームとして大幅にリニューアルした「覚醒進化!戦国バスター改」も第1四半期以降の業績に貢献することが見込まれる、としている。
■SI事業
売上高3億5200万円、セグメント利益1億8500万円だった。大手企業のモバイル公式コンテンツサイトのインフラ運用で安定した売上を計上しているほか、大手芸能事務所ポータルサイトのiPhone対応アプリやAndroid対応アプリの開発を受託した。
■クラウド&ライセンス事業
売上高1億0300万円、セグメント利益2900万円だった。ライセンスサービスでは大手企業からの大量発注もあったものの、ホスティングサービスで「DSAS Hosting for Social」の提供先であるソーシャルアプリプロバイダーの売上減少やサービス停止などにより、事業全体としての売上は計画を下回った。
■第2四半期の業績予想
続く第2四半期累計(2011年9月-2012年2月期)の業績予想は、売上高74億8100万円、営業利益20億円、経常利益19億9900万円、四半期純利益11億7300万円を見込む。
なお、第1四半期の実績から計算した第2四半期会計期間(2011年12月-2012年2月期)の業績予想は、売上高39億円(前四半期比8.9%増)、営業利益10億円(同変わらず)、経常利益10億円(同0.1%増)、四半期純利益5億8900万円(同0.9%増)となり、前四半期比では利益はほぼ横ばいとなる見通し。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656