カジュアル・カジノ・ゲームなどの遊技機を開発する米国International Game Technology(IGT)は、1月13日、ソーシャルゲームデベロッパーのDouble Down Interactiveを買収した、と発表した。
Double Down Interactiveは、人気カジノゲーム『DoubleDown Casino』を「Facebook」で運営している。ブラックジャック、スロット、スロット・トーナメント、ビデオ・ポーカー、ルーレットなどカジノが遊べるゲームで、昨年10月と比較して月間アクティブユーザーで330万人の増加となっている。
買収の対価は、2億5000万ドルを現金で支払うほか、今後2年間で8500万ドルを用意する。さらに今後3年間、一定の経営成績を上げて場合、最大1億6500万ドルの現金が支払われる予定。
IGTでは、「Facebook」上でカジノゲームを展開するDouble Down Interactiveを傘下に入れることで、これまでとは異なる顧客にアプローチできるだけでなく、Double Downにとってもゲーム開発にあたってIGTのノウハウが活用できるなどのメリットがある、としている。
なお、Double Downは、引き続きグレッグ・エネル氏が経営し、本社もワシントン州シアトルに置かれる。経営面でも一定の独立性が維持されるとのこと。