「IT media」を運営するアイティメディア<2148>は、本日(2月1日)、第3四半期累計(4~12月期)の連結業績を発表し、売上高が前年同期比9.5%増の21億0800万円と増収を確保するとともに、営業利益についても前年の1億2000万円の赤字から8600万円の黒字への転換に成功した。四半期純利益も前年の1億3000万円の赤字から、4200万円の黒字となっている。
主力のIT分野でクラウドコンピューティング関連の広告需要が伸びたことに加えて、コンシューマー向けでも、急速に拡大するスマートフォンや高速モバイルブロードバンド関連の売り上げが伸びたことが主な要因となったようだ。人員削減などにより、販売管理費を12億1900万円から11億6600万円への抑制に成功するなど、コスト削減策も収益を押し上げた模様。
■2012年3月期の見通し
2012年3月通期は、売上高28億3300万円(前期比5.5%増)、営業利益1億0100万円(同8800万円の赤字)、経常利益1億1400万円(同7900万円の損失計上)、当期純利益2200万円(同2億0100万円の損失計上)を見込む。
会社情報
- 会社名
- アイティメディア株式会社
- 設立
- 1999年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 大槻 利樹
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2148